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カフェタイムを変える!密かに注目を集める「ノンカフェインコーヒー」とは?
2015.10. 7
みなさんは、「デカフェ」や「カフェインレス」、「ノンカフェイン」などの言葉を聞いたことはありますか? 最近、カフェインの入っていないコーヒーを喫茶店やカフェで飲みたい!という人が増えてきました。
でも具体的に何が違うのでしょうか? ノンカフェインのコーヒーは美味しいのでしょうか。今回は、カフェイン入りのコーヒーと、ノンカフェインのコーヒーの違いについて紹介します。
ノンカフェインコーヒーはどうやってできるの?
一般的なコーヒーは、コーヒー豆を焙煎して粉にしたものに、お湯または水を加えて抽出した飲み物のこと。
原材料であるコーヒー豆はコーヒーの木から収穫されます。この木は、熱帯地域の国々を中心に世界中で栽培されており、香りやコクは地域によって異なります。
コーヒーの木になる果実や、その種(コーヒー豆)にはカフェインが含まれており、このカフェインを除去したものが「ノンカフェインコーヒー」と呼ばれるのです。

水や二酸化炭素、温度で圧力を加えてカフェインを除去したり、豆を焙煎するときにカフェインを除いたり、カフェインなしのコーヒー豆を栽培するなど、いろいろ方法がありますが、日本では二酸化炭素による圧力と温度調整での除去が一般的です。
また、コーヒー豆だけでなく穀物由来のコーヒーもあり、これが、いわゆる「穀物コーヒー」と呼ばれるものです。日本では、穀物のなかでもタンポポやチコリ、大麦などが原材料になったコーヒーが主流です。これは原材料である穀物や植物にカフェインが含まれていないため、焙煎して飲み物にしてもカフェインレスのコーヒーとなります。
ノンカフェインコーヒーは
カフェインが入っていないため、コーヒーの効果として知られる「眠気覚まし」の効果はなくなります。また、カフェインが含まれていると利尿作用があり、からだを冷やすことはないので、トイレが近くなるということもありません。
カフェインレスでも、ポリフェノールはたっぷり含まれたコーヒー。ポリフェノールは体内の老化を促進する活性酸素を除去してくれる成分です。老化防止、アンチエイジングの効果があるといわれています。
風味やコクは弱くなる

ノンカフェインコーヒーの場合、風味や味、コクの変化は、カフェインの除去の仕方によって異なります。今回は、どの方法で除去しても共通する、コーヒーの変化をご紹介します。
カフェイン入りのコーヒーよりも、ノンカフェインのコーヒーは、風味と味の刺激が弱くなるといわれます。カフェイン入りのものに比べ、少し薄めのコーヒーになり、口当たりのやさしい味わいになるのです。
穀物コーヒーは、原材料である小麦やチコリの根を焙煎した香ばしさが感じられます。コーヒー豆由来のものに比べると、後味はスッキリして飲みやすいと感じる人も。
次回は、そんなノンカフェインコーヒーが肌に良いと言われる理由や、なぜノンカフェインコーヒーを飲む人が増えているのかを紹介します。
参考サイトおよび文献
- 「カフェイン大全」(2006)
- ISIC(コーヒー科学情報研究所)
- ビオイッシモ
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中村円香
1992年、愛知県名古屋市生まれ。東京都在住。 野菜と果物をこよなく愛し、地域の伝統野菜に目がない。各国の菜食事情に興味があり、いつか世界菜食旅行をすることが夢。
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