
私たちの日々の暮らしはスケジュール(外出予定や外部仕事や予約)が入ってない日も、タスク呼ばれる、いわゆるやるべきことや準備、そして趣味などのやりたいことが山積みです。
これら全てを一箇所にわかりやすくまとめ管理できるのは、デジタルではなく手書きの手帳なのかもしれません。
そこで料理研究家でもある手帳術研究家の、あな吉さんこと浅倉ユキさんが開発した「あな吉手帳術」をご紹介したいと思います。
あな吉さんこと浅倉ユキさん
ふせんを使って「やること」を見える化!
「あな吉手帳術」は、「やるべきこと」や「やりたいこと」、「ほしいもの」や「やりたいこと」など頭に浮かんだ全てをふせんに書き出して分類し、優先順位に合わせて並べ替えて整理し、スケジュール欄に貼っていくことで実際の流れがイメージしやすくなり、実行できるようになる手帳術です。
スケジュール管理に使うだけでなく「今、これは本当に必要なことなのかな?」と、自分のタスクを見極め、ふせんを使って自分の暮らしを俯瞰することもできるのです。
例えば、相手に何かを頼む時にも、誰にどんな頼みごとをするかふせんに書いて手帳に貼っておけば、うっかり伝えることを忘れても「じゃあ次会えるのは明日だから、朝一で言えば間に合うのか」とふせんを貼り替えれば、むやみに焦る必要も突然相手に連絡を取る必要もありません。
頭の中だけで管理していた些細なことも重要なことも全部ふせんに書き出すことで、10も20もあるタスクを混乱せず組み換えることができ、急な予定変更にも柔軟に対応できるようになるのです。
「あな吉手帳術」で作るオリジナルのページ
このように「あな吉手帳術」は日々のToDo管理をする手帳としても優秀ですが、実は、パソコンや携帯よりも脳に入りきれないものが全部書いてあるものでもあります。
「今はToDoを管理できるタスクアプリもあるし、カレンダーで予定の管理もできるから手帳に書く事なんて無いんじゃ?」と思うでしょうか。
いえいえ、浅倉さんの「あな吉手帳術」の真骨頂はここからなのです。
自分が好きなもの、必要なもの、大事な書類(A4サイズの書類をふたつ折りにして穴開けをすればファイリング可)も挟めます。
単にマンスリーやウィークリーのページだけでなく、仕事や家族ごとにページを分けたり、誰かに伝えたいことを書き留めておくためおページ、励みや戒めになる言葉をメモしてストックしておくページ、話や仕事で活用できそうな事をメモしておくネタ帳のページなど、自分の暮らし方に合わせてページそのものを幅広くカスタマイズができるのです。
これから「あな吉手帳術」を始めようと思っている方々のために、浅倉さんが実践しているページをいくつか教えていただきました。
30日間でこれをクリアしようゲーム
はじめに「あの服のボタン、取れかけたままずっと置いている」「カーペットのシミが気になっているけど、放ってある」「子どものこの口癖が気になるけど、ずっと向き合えてない気がする」など、気になっていたことを言語化して書き出します。
次に、それらを30日後までにどうしたいのかを逆算して考え、ふせんに書き出し30日間の表にして、書いたふせんを貼ってひとつずつ行動していきます。15日に一度締めて「どこまでできたか」を確認し、目標の30日後にどこまでふせんが剥がれているかを確認するゲーム感覚で整理するページです。
衣食住や家族にまつわる暮らしの中の、ささいな引っかかりポイントをあえて絞り出して、集中して改善することで達成感を得られます。
対人関係や子どもに効く「ほめ日記」
浅倉さんは2女1男を持つお母さんでもあります。下の子どもたちは、できることが限られている分いくらでも褒めることができるけれど、少し大きくなってきたお兄ちゃんお姉ちゃんはつい「できて当たり前」と思ってしまいがち。ついつい「できないこと」に目がいってしまうため、浅倉さんが考案したのが「ほめ日記」というページです。
お弁当を残さず食べたとか、ありがとうが言えたとか、そういう些細なことでもほめ日記をつけていくと、気付かなかった部分に目が向くようになったり、「この子も成長している!」と改めて感じることができ、接し方に違いが出てくるといいます。何人か子どもを持つお母さんが「あな吉手帳術」を使うとき、ぜひおすすめしたいページです。
「あな吉手帳術」を使いこなして心とすはだにゆとりを
「あな吉手帳術」を使いこなすことで、大切なことを忘れて慌てたり、仕事を始めたけれど時間を読めずに収拾がつかなくなくなる、なんてことがなく今やりたいことややるべきことに集中できます。
周囲と心地よく暮らしていくには、まず自分の心のゆとりがあり自分自身と対話する「すはだ時間」を持つ必要があります。そのためにも「あな吉手帳術」は暮らしを助けてくれるテクニックでもあるのです。
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Amika
シンガーソングライター、CM音楽の歌作詞作曲、ライター、パン・料理研究家。出産を機に子供と同じ卵乳にアレルギーがあるとわかり、日常から卵乳製品を使わない料理やマクロビオティックを実践。中医学(薬膳)も学ぶほぼベジタリアン。作詞作曲のかたわら、学び続けてきた自然酵母のパンと焼き菓子、妊娠出産授乳期や養生食、狭心症や糖尿病のための食事、菜食と肉食ごはんの両立、アレルギー対応食の講座を担当。
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