
「毎年手帳を買うけど使わなくなってしまう」という方や「すぐに手帳に書くのがめんどくさくなってしまった」「手帳そのものに飽きた」という方々、意外と多いのではないでしょうか。
あな吉さんこと浅倉ユキさん
今回は「あな吉手帳術」を例に、自分なりの手帳を作り、使い続けていくコツをお伝えします。
1)秘技「イヤポイントを探す」!
例えば、今月の目標を決めようと思ったとしましょう。けれど突然「どうなりたい?」と自問しても、答えはぼんやりしてしまいがち。
自分の思考がまとまらない時は、まずイヤなことを先に挙げるのがコツ。
「食事のクオリティーが下がるのはイヤ」「子どもがゲームばかりやっているのはイヤ」……などイヤなことをどんどんリストアップしていくと、それらをひっくり返したことが「目指したいこと」、つまり今月の目標につながっていくのです。
「食事が充実する」「子供がゲームをしない」、じゃあそのためにどうすればいい?と、具体的なアクションに落としてこんで考えやすくなります。

同じように「毎年手帳を買うけど続かない」という場合も、自分の問題に意識的に気づためのく題材のひとつ。「マンスリータイプの手帳は使いにくくて合わない」「見た目に飽きた」「使いにくさを感じる」などイヤだなと思う要素を上げていくことで、「使いやすい手帳」にたどり着きます。
使いにくさをほったらかしにせず、不満を感じる原因を抽出するには、自分自身の小さな違和感や不満に気づく感受性を磨くことが大切。 手帳やふせんを書くということは、そのための洗い出しにも役立つのです。
2)斧を磨く時間は作り出すもの
タスクを洗い出したり、自分の心と向き合ったりする時は、そのための時間を取ることが必要になりますが、「あな吉手帳術」を使っている方々は、そういった時間を「手帳の手入れ」と呼んでいます。さらに、手入れに要する時間は、平均朝晩各10分くらいだそうです。

一日過ごす中で、ふせんを書いたり足したりしていき、だいたい毎朝10分くらいで、その日にやることを確認する時間を取り、夜10分くらいで一日で終わったことと明日の準備をするのだとか。たった10分ではありますが、まずはその時間を確保する習慣をつけることが大変かもしれません。
けれど「手帳やふせんを書いたり整理する時間がない」という方々の話を聞いて、浅倉さんがよく思い出すのは 「きこりが切れない斧で一生懸命木を切っている」という話。「手を休めて斧を磨いたらどうだい?」と言っても、 「いや、その磨く時間がない」と言っているように聞こえるとのこと。
時間は、あるかないかではなく率先して作り出すものなのです。
今を生きるために手帳を使う
頭の中で常にやらなければならないことが、頭のなかをグルグルしているよりも、抱えているタスクを洗い出し、優先順位を落ち着いて考えることで、より自分も自分の周りに対しても余裕が生まれます。
自分の心と向き合い、「一回しか生きられない人生で、やりたいことをやりたい。行きたいところへは全部行きたいし、過ごしたい時間を持つためにはどうすれば良いだろう?」と考えていくためにも「あな吉手帳術」、始めてみてはいかがでしょうか。
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Amika
シンガーソングライター、CM音楽の歌作詞作曲、ライター、パン・料理研究家。出産を機に子供と同じ卵乳にアレルギーがあるとわかり、日常から卵乳製品を使わない料理やマクロビオティックを実践。中医学(薬膳)も学ぶほぼベジタリアン。作詞作曲のかたわら、学び続けてきた自然酵母のパンと焼き菓子、妊娠出産授乳期や養生食、狭心症や糖尿病のための食事、菜食と肉食ごはんの両立、アレルギー対応食の講座を担当。
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