
ミカンは柑橘類の中でも、日本人の暮らしに身近なくだものです。実は、生で食べるより焼いて食べることで、栄養も甘みもグンと増すということを、ご存知でしょうか。
今日は、焼くだけでできる、焼きミカンの隠れたヒミツを、ご紹介します。
皮まで食べたい「焼きミカン」

材料
- ミカン:好きなだけ
作り方
- ミカンのヘタを上にしてトースターに入れ3分くらい焼く
- ひっくり返して3分くらい焼く
- 最後にもう一度ヘタを上にして3分焼く。ミカンの表面がふっくらツヤツヤと張ってきて、一部が茶色く焦げてきたらできあがり。お皿に乗せて、やけどしないようお箸やフォークで皮をむいて食べてください。(風邪を引いた時には、これに生姜の絞り汁を数滴たらすとより健康効果がアップします)
ワンポイントアドアイス
忙しければトースターで一気に8分くらい焼いても良いですが、 できれば上下ひっくり返しながらまんべんなく焼くことをおすすめします。網焼きならガスコンロやストーブの弱火の直火で8分くらい。 焼きグリルなら3分くらい、様子を見ながら焼いて下さい。

ミカンに含まれているビタミンCは抗酸化物質。免疫力を高めて風邪の予防や美肌を守り、若返りの効果があると言われています。本来、熱に弱い物質ですが、皮に守られているため、果肉のビタミンCが失われることはありません。 また、強い抗ガン効果があるβクリプトキサンチンは、くだものの中でも最高値と言えるほど含まれています。
しかも中医学の世界では、ミカンの皮は「陳皮」と呼ばれ、高血圧の改善や消化不良、食欲不振や肝機能改善に効果があるとされています。 外側の皮を剥いたあとの中果皮(白い筋)には、咳や痰を鎮めて肺を潤してくれる作用も。
温めて食べると気を巡らせる効果が高まり、風邪予防にもうってつけ。 無農薬ミカンなら皮ごと丸ごと食べられるので、栄養も効能もくまなく取り入れられますね。
温めて食べると気を巡らせる効果が高まり、風邪予防にもうってつけ。 無農薬ミカンなら皮ごと丸ごと食べられるので、栄養も効能もくまなく取り入れられますね。
ただ焼くだけで効能がアップして糖度も上がり、これ以上甘みを足さなくてもホクホク美味しい焼きミカン。
寝る前でも起きたあとすぐでも、からだを温めてくれます。 寒い冬に、ぜひ一度、おためしください。
★★★
★自分らしいスキンケアを求めて
★自然のチカラは健やかな肌とからだを守ってくれる
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Amika
シンガーソングライター、CM音楽の歌作詞作曲、ライター、パン・料理研究家。出産を機に子供と同じ卵乳にアレルギーがあるとわかり、日常から卵乳製品を使わない料理やマクロビオティックを実践。中医学(薬膳)も学ぶほぼベジタリアン。作詞作曲のかたわら、学び続けてきた自然酵母のパンと焼き菓子、妊娠出産授乳期や養生食、狭心症や糖尿病のための食事、菜食と肉食ごはんの両立、アレルギー対応食の講座を担当。
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