最近巷で話題のキーワード、「発酵食品」。
発酵食品には、整腸作用や免疫力の向上、風邪やアレルギーの予防など様々な効果があります。健康に関して意識の高い人々は、既に発酵食品を毎日摂ることを心がけて暮らしています。

中でも漬物は、乳酸菌や酵母菌がたっぷり。ヨーグルトやチーズなどの乳製品の発酵食品も良いですが、野菜を使った植物性乳酸菌の漬物は、カロリーも低く、よりからだが喜ぶ一品です。
さらに、野菜には食物繊維が含まれていますが、乳酸菌は食物繊維と一緒に摂ることではたらきがより活発になり、整腸作用がパワーアップするのです。美肌に良いビタミンBやビタミンCも豊富です。
漬物の作り方
漬物は市販のぬか床を買ってくれば、家で簡単に作れます。
材料
- 野菜(ニンジン、ナス、かぶ、キュウリ、大根、ミョウガなどが定番)
- ぬか床(市販のものでOK)
作り方
- 野菜に塩をもみこんで、ぬか床に入れる
- 2日に1回、ぬか床を混ぜる
- 2~3日で完成(野菜による)
ポイント
- 定番野菜はもちろんのこと、セロリ、ズッキーニ、プチトマト、茹でたアスパラなどの野菜も彩りよくおいしい漬物になります。定番が飽きた方におすすめです。
- タッパーに入れて冷蔵庫で保管しておくと、カビが生える心配がなく匂いも気になりません。さらに、ぬか床は本来毎日混ぜなくてはいけませんが、冷蔵庫なら2日に1回でもOKです。
「ぬか床」の作り方
市販のぬか床でももちろんOKですが、余力がある方は、ぬか床も自分で作ってみましょう。意外と簡単に作れますよ。
材料
- ぬか:800g
- 天然塩:300g
- ビール:コップ半分
- ぬるま湯:適量
- 捨て野菜:適量
作り方
- ぬかと塩に、加減しながらぬるま湯を入れ混ぜ合わせる。
- 1にビール約コップ半分を入れ、耳たぶくらいの柔らかさになるまで混ぜる。
- 捨て野菜を入れ、表面を平らにし、最初の一週間は朝・晩混ぜる。
漬物は健やかなからだに不可欠!
日本では古来から味噌や醤油などで作る漬物が親しまれ、なくてはならない一品でした。その歴史は奈良時代~平安時代に遡るそうです。ですから、本来の日本人の食事は毎日漬物を食べ、ヘルシーで栄養価の高い日本食が基本だったのです。
しかし、現代の日本ではいつの間にか欧米の食品が溢れ、日本食を食べる機会が極端に減りました。毎日食べられていた漬物も、今ではどのくらいの日本人が毎日食しているのでしょうか...…。
からだが喜ぶ成分がたくさん詰まった、世界に誇れる日本を代表する食べ物「漬物」。今日から毎日数個ずつ食べて、漬物生活を始めてみませんか。
★★★
★食べることはからだをつくること
-
杉山花那
旅・美容ライター/エディター。以前はローフードアドバイザーやカラーセラピストとして、10代~50代の女性達にインナービューティーを指導。美容専門家とコラボし、毎月美容女子会を主催。現在は世界を飛び回り、世界の美容と健康を取材・執筆している。多数の媒体で連載を持つ。
杉山花那の記事一覧
-
-
食べる
からだがダルい人必見!眼精疲労に効くベリーを使った赤スムージーの作り方
2016.12. 7
-
-
食べる
オレンジ色で元気いっぱい社交力アップ!「オレンジスムージー」|カラースムージー
2015.12. 2
-
-
食べる
梅干しの種を捨てるなんて勿体無い!梅の仁(じん)の驚異のパワー|おかわりおやつ
2015.12. 1
-
-
食べる
自宅で簡単手作り!ギリシャ風ヨーグルト|おかわりおやつ
2015.11.29
-
-
食べる
緑色のパワーで体内を活性化!「グリーンスムージー」のチカラ|カラースムージー
2015.11. 5