たくさん食べても、きれいを損なわない、からだにやさしい甘いものを食べたい! そんな女性の欲張りを叶えるのが、いくらおかわりしても大丈夫な「おかわりおやつ」。いつも食べているお菓子の代わりに、小腹と心を満たします。
今日はホクホク感や、蜜のようなトロっとした甘味を楽しめる、サツマイモをご紹介します。
サツマイモは日本には馴染み深い野菜
サツマイモが日本に伝来したのは戦国時代のころ。現在の沖縄県・宮古島から次第に伝わったといわれています。


生産量が多くサツマイモの名産地とされているのは、鹿児島県や茨城県、千葉県あたりですが、徳島県の「鳴門金時」や、石川県の加賀野菜のひとつ「五郎島金時」も、有名なサツマイモの品種として知られています。
サツマイモの旬は秋から冬にかけてですが、暗くて涼しい場所に保管すれば1~2ヶ月保存でき、長く味わえる野菜のひとつです。
マフィンの代わりに、蒸したサツマイモはいかが?
サツマイモの成分は、炭水化物やタンパク質、食物繊維のほか、加熱に強いビタミンCをも含んでいます。便秘に効果的で腹持ちもよく、おやつには最適な食材です。
カロリーは、品種にもよりますが、100gあたり約100kcal。サツマイモは一本あたり200~300gのものが多いので、一本食べるとすると約200~300kcalほど。200~300kcalといえば、市販のスーパーやカフェのショーウィンドウに並べられている、マフィンひとつ分のカロリーとほぼ同じくらいです。
マフィンには、小麦粉やバター、白砂糖、牛乳、卵などが含まれています。ダイエット中の人や体質改善を考えている人のうち、どうしてもカロリーの数値ばかりに目がいってしまいがちな方も多いかもしれません。ですが、同じくらいのカロリー値でも、含まれている栄養分はまったく違うのです。
蒸すことで、やさしいほっくりした甘みに

サツマイモは、焼き芋やふかし芋など食べ方はいろいろありますが、素材の甘味を十分に引き出したいならば、蒸し芋がおすすめ。70℃ほどの熱さで長時間加熱することで、アミラーゼと呼ばれる甘さを引き出す成分が分泌されるのです。
焼き芋は、皮ごと焼いて、ホクホクとした食感と、皮の苦みの中で引き立つ甘さを楽しめます。皮と一緒に蒸したり焼いたりすることで、皮に含まれた食物繊維とカルシウムを摂ることができます。
もしどうしても「もう少し甘みが欲しいな」というときは、はちみつやメープルシロップを数滴たらしてみるのもおすすめです。ゆっくり噛んで、口のなかにふわっと広がる甘みを楽しんでくださいね。
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中村円香
1992年、愛知県名古屋市生まれ。東京都在住。 野菜と果物をこよなく愛し、地域の伝統野菜に目がない。各国の菜食事情に興味があり、いつか世界菜食旅行をすることが夢。
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