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春スイーツの風味付けに大活躍!簡単に作れる桜の葉パウダー|おかわりおやつ
2016.03.30
日本の春といえば、桜。3月の終わりや4月に入れば、美しい日本の春を香りや味でも楽しめる、桜のお菓子がたくさん出てきます。
スーパーで売っている桜の葉や、桜の花の塩漬けは「1〜2枚使ったあとは余ってしまう」という方も多いもの。今回は、この季節に作っておけば長持ちする、いつでもなんでも桜味にできる簡単桜の葉パウダーの作り方をご紹介します。
お菓子作りはもちろん料理にも!万能桜パウダー

材料
桜の葉の塩漬け:作りたいだけ
作り方
- 桜の葉の塩漬けを水洗いして、きれいな水に浸して10分から15分塩抜きする
- キッチンペーパーで水分を丁寧に拭いて水分を取り、天日干しする。(もし天日干しが難しい場合はオーブン100度で1時間。一度様子を見て足りないようなら時間を少しずつ伸ばしてドライにする)
- カラカラになった桜の葉をミルサーにかけて粉末にする
ワンポイントアドバイス
小瓶に入れて常温で保存しても良いですが、冷凍庫に入れておいた方がより香りが残ります。
桜の葉は酸化&糖化を防ぐ美肌の味方
圧倒的な美しさを誇る春の桜。あの上品な芳香の正体は、クマリンという抗酸化物質のポリフェノールのひとつです。クマリンは、セリ科やミカン科、マメ科などの食物にも多く含まれています。
生きている花や葉の中では糖が結合した「配糖体」という形で存在しているため、咲いている間は香りを感じることはありません。ですが、その細胞が塩漬けや乾燥により分解され、独特な香りを持つクマリンが生成されるといいます。

クマリンには抗菌作用、エストロゲン様ホルモン作用、鎮静、去痰・咳止め作用、リラックス効果抗血液凝固効果も高く、血栓防止薬としても利用されています。さらには、気持ちが落ち着き、ストレスによる食べ過ぎを防ぎ、満足感を得られる作用があるとか。
ちなみに、桜の葉パウダーは、お菓子に使う以外にも、ストックしておけばさまざまな使い道があります。
桜の葉パウダーの使い方
- 鯛の上にかけて蒸すだけで「鯛の桜蒸し」に
- 天ぷらの塩の代わりに添えて
- 魚の梅煮にふりかけて
- 桜の花とともにお茶漬けにして
- 緑茶にふりかけるだけで桜茶に
- 開いたささみにふりかけて巻いて焼いても
- 白花豆の煮物にふりかけてブレンダーでなめらかにするだけで桜餡に!
桜の葉の塩漬けそのものをストックしていると、どうしても使い道が限定されてしまったり、塩抜きするひと手間が面倒くさくなってしまったりしますが、パウダーにしておくと、手間が省け使い道が広がります。
桜の葉に含まれているクマリンは、酸化だけでなく糖化も防いでくれるので、美肌にも欠かせません。季節のもの、旬を楽しめる上に、からだにも良い桜を、好みの方法で楽しんでみてくださいね。
★★★
★薬膳と暮らす台湾の日常
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Amika
シンガーソングライター、CM音楽の歌作詞作曲、ライター、パン・料理研究家。出産を機に子供と同じ卵乳にアレルギーがあるとわかり、日常から卵乳製品を使わない料理やマクロビオティックを実践。中医学(薬膳)も学ぶほぼベジタリアン。作詞作曲のかたわら、学び続けてきた自然酵母のパンと焼き菓子、妊娠出産授乳期や養生食、狭心症や糖尿病のための食事、菜食と肉食ごはんの両立、アレルギー対応食の講座を担当。
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