
マクロビオティックでも薬膳でも、葛煮は家庭の食事療法として作られる、代表的なお手軽デザート。
昔から風邪のひき始めや喉の痛みに効果があるとされています。

今回はすぐにできるリンゴの葛煮をご紹介します。
美肌に効く!リンゴの葛煮
材料
- リンゴ:1/2個 薄切り
- 自然塩:ひとつまみ
- 水:ひたひたになるくらい
- 葛粉(同量の水に溶く):大さじ1
作り方
- 小さな鍋にりんごを入れて、塩をひとつまみ、ひたひたくらいの水を加える。
- フタして弱火で10分くらい、リンゴがやわらかくなるまで煮る。
- 同量の水に溶いた葛粉をリンゴの上から静かに回し入れてよく混ぜる。 とろみがついて透明になったら、1分火を通してできあがり。
リンゴ以外にも梨、モモ、あんず、ブドウなどでも美味しくできます。 葛粉を入れてから「透明になったらすぐ火を止める」のではなく、 葛粉の薬効を充分引き出すためにも、1分以上は火を通しましょう。
また、多めに作っておいてリンゴ葛ジャムにしたり、他の野菜と一緒にミキサーで撹拌すると、からだにやさしいアップルスムージーになるなど、アレンジも自由自在です。
スーパーで手に入る食材でつくれるのがうれしい
リンゴは、熱のこもりやイライラを解消し、肺の機能を回復させ、お腹の調子を整えてくれるくだもの。そして葛は、血液の浄化、血行を促進してくれるスーパー食材です。
他にも、皮膚組織の強化、膵臓(ひぞう)機能を向上させてくれるなど、すはだを美しく保つことができる要素がみっちり詰まっているのです。
ですから、葛を選ぶときは、裏の表示を見て「馬鈴薯」と書かれていない「本葛粉」を選んでください。少し高価かもしれませんが、より素材本来のチカラを発揮してくれることでしょう。
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Amika
シンガーソングライター、CM音楽の歌作詞作曲、ライター、パン・料理研究家。出産を機に子供と同じ卵乳にアレルギーがあるとわかり、日常から卵乳製品を使わない料理やマクロビオティックを実践。中医学(薬膳)も学ぶほぼベジタリアン。作詞作曲のかたわら、学び続けてきた自然酵母のパンと焼き菓子、妊娠出産授乳期や養生食、狭心症や糖尿病のための食事、菜食と肉食ごはんの両立、アレルギー対応食の講座を担当。
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