「自然と調和して暮らす」ことをコンセプトに、様々な手仕事の逸品を提供しているアパレルブランド「かぐれ」。最先端のファッションが集まる東京の表参道の、ひっそりとした静かな裏道に、お店を構えています。
今回は、「かぐれ表参道店」の岩井愛さんに、すはだに直接触れるインナー、靴下、そしてスカートをご紹介いただきました。
やさしい着心地「シルクインナーシリーズ」
「直接すはだに触れるものだからこそ、天然の素材から作りたい」という、こだわりから生まれたシルクインナー。天然のシルクが素材として使われ、はだざわりのなめらかさは着心地バツグンです。

シルクは、人間の肌に近いタンパク質で構成されているため、通気性や発散性、吸湿性、保湿力に優れ、夏は涼しく冬は温かく過ごすことができます。
中でも「シルクリラックスショーツ」(4,860円)は、リンパが集まっているビキニラインを締め付けることがないため、特に下半身の冷え性に悩む女性には、おすすめの一品。
実際に触れてみるとサラサラで、シルク特有の繊細さとやわらかさを実感できます。
夏だからこそ冷えとり靴下
次に定番の一品は、かぐれオリジナル「冷えとり靴下」。
多くの女性の悩みのひとつといえば、下半身の冷え症。そんな冷えを防いでくれるのが、この「冷えとり靴下」なのです。

冷えとり靴下は、4足の重ね履きが基本のスタイル。4足がセットになっているものと、素材別でバラ売りタイプのものと、2種類あります。冷えとり初心者の方は、まずはシルク素材の5本指靴下から始めて、少しずつ綿やウール、麻などの素材にチャレンジするのがおすすめとのことです。

発汗を促し、老廃物の排出を助けてくれ、冷えやすい末端をやさしく包み込んでくれる靴下。
「冷えの改善はもちろん、風邪を引きにくくなった、生理不順が改善された、などの効果を実感される方が多いですね」(岩井さん)
冷えとり靴下は、日本製の100%天然素材から作られており、重ね履きしやすいように薄手に作られていていて、4枚のうち一番最後に履くカバーソックスは、カラーバリエーションも豊富ですから、好きなものを1足ずつ組み合わせられるのもうれしいですよね。
「クーラーによる冷えが気になる夏だからこそ、シルクの一枚から始めてみるのもいいかもしれません」と、岩井さんも一押しの靴下です。
天然藍染のロングスカート
最後は、さらりと着こなせる、こだわりの「染め技法のロングスカート」。「かぐれ」オリジナルの商品として、福岡県の宝島染工という工房で藍色に染められたロングスカートです。天然染料で手染めされた深い藍色が特徴で、色合いがものによって微妙に違う、一点物です。

化学染料が使用されるようになった19世紀半ばまでの人々は、すべて天然染料で染め上げられた物を身につけていたそう。手仕事によって色を重ねることで生まれる濃淡は、風に揺られるとますます涼しげに感じられます。
実際に着てみると、裏地になっているペチコートが、外のスカートよりも短い丈で作られているのが分かります。二重になっていないスカートの裾の方が透けるため、より軽やかな印象です。
すはだが喜ぶものを身に着けよう
都会に暮らしていると、日々否応なく、いろいろなものに触れる機会がありますが、本当に「触れて気持ちがいいもの」は、じつは昔から変わらず身近に有る、自然由来の素材のものなのかもしれません。
湿度も高まり、熱がこもりやすいこれからの時期だからこそ、すはだが気持ちいいと感じるものを身に付けたいですね。
このお店のこと
かぐれ表参道店
- 住所:東京都渋谷区神宮前4-25-12 MICO神宮前
- 電話番号:03-5414-5737
- 最寄駅:東京メトロ千代田線「表参道駅」
- 営業時間:11:30~20:00
- 定休日:不定休
- 参考価格:冷えとり靴下 1足1,620円~、シルクリラックスショーツ 1枚4,860円~、染め技法のロングスカート(値段は店舗にてお尋ねください)
- 公式サイト
-
中條美咲
昭和64年1月3日 長野県生まれ。 2014年 暮らしの中で出会ったものや人、そこから感じたことを文章で伝えていきたいと思い 「紡ぎ、継ぐ」というブログを始める。” 見えないものをみつめてみよう。” ということをテーマに、書くことを通じて多くの出会いに触れながら、感じる力を育てていきたい。 現在は「灯台もと暮らし」と「PARISmag」にてライターとして活動中。
中條美咲の記事一覧
-
-
もの
女性の象徴でもある「コスモス」|季節に咲く野の花を愛でる(11月)
2015.11.13
-
-
もの
秋の風物詩「ススキ」|季節に咲く野の花を愛でる(11月)
2015.11.10
-
-
もの
すっと伸びる姿に気品あふれるシュウメイギク|季節に咲く野の花を愛でる(10月)
2015.10.18
-
-
お役立ち
訪れるとキレイになれる?昭和村で「からむし織り」を営み、すはだで暮らす女性のヒミツ
2015.09.17
-
-
お役立ち
シルクを超える繊維? 福島県昭和村のからむし作りの流れ
2015.09.16