食欲の秋、実りの秋。秋を彷彿とさせる食材はたくさんありますが、その中でも「キノコ」は、食物繊維たっぷりでローカロリーな、女性にうれしい食材です。
そんなキノコを、お腹いっぱい食べる「菌活」。今年の秋こそ始めて、美肌を手に入れたい! その理由と菌活に適切な調理方法をご紹介します。
そんなキノコを、お腹いっぱい食べる「菌活」。今年の秋こそ始めて、美肌を手に入れたい! その理由と菌活に適切な調理方法をご紹介します。
「菌活」とは
「菌活」は、キノコをはじめとする菌類の食べものを積極的にとることで、腸内環境を正常化すること。キノコを食べること自体が、まさに「菌活」になるのです。

キノコは、食べもののなかでも「菌類」という生物群にまとめられます。菌の胞子を空気中に放出することで繁殖を繰り返し、木の根元や朽ち木の上など、いろいろなところに生えます。
スーパーなどに売られているキノコは、湿度や温度が適切に管理されたハウス内で栽培されたものが多く、これらは木や土のブロックに、胞子や菌をつけて育てられます。
スーパーなどに売られているキノコは、湿度や温度が適切に管理されたハウス内で栽培されたものが多く、これらは木や土のブロックに、胞子や菌をつけて育てられます。
キノコで腸を綺麗にして、お腹スッキリ
キノコに含まれる成分のうち、腸を綺麗にしてくれる成分がカリウムと食物繊維です。
カリウムには、体内の余分な水分を外に排出する働きがあります。塩分の多い食事や、お酒を飲み過ぎた時に、意識して摂取したい成分の一つです。

キノコに含まれる食物繊維は、ほとんどが不溶性のものです。水に溶けないこの食物繊維は、体内の老廃物と絡んで体外に出て行くはたらきがあるため、デトックス効果抜群です!
特に食物繊維の含有量が多いと言われるキノコは、松茸やエリンギ。切ると縦の線がよく見え、他のキノコに比べて歯ごたえがあります。
特に食物繊維の含有量が多いと言われるキノコは、松茸やエリンギ。切ると縦の線がよく見え、他のキノコに比べて歯ごたえがあります。
また、乾燥きくらげや乾燥しいたけには、ビタミンDが含まれており、カルシウムの吸収を助けたり促進したりするはたらきをしてくれます。
キノコはじっくり過熱して風味を引き出すべし

実際に、キノコを調理していただく時、注意したいのが加熱時間。キノコの旨味成分は過熱されることで出てきます。例えば、しいたけを出汁として使うのであれば、採ったまま天日干しをして、水に浸けて戻すことで、より味の濃い出汁をとることができます。
ほかのキノコ類も、天日干しや加熱をすることで、独特の旨味や香りが引き立つのです。
出汁として使うときは、キノコをできるだけ細かく刻んで使うと、より香り高い出汁がとれます。
「菌活」で腸から肌をキレイに
腸を綺麗にすることで、老廃物が排出され、肌の細胞が生まれ変わり、キメが生まれます。
キノコはとても身近な食材ですから、好みの味付けや頻度で、いつもの暮らしにキノコを取り入れ、今年の秋からぜひ「菌活」を始めてみてくださいね。
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★自然体でいることの美しさを、まずは肌から実感したい
★からだにやさしい味をお届け
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中村円香
1992年、愛知県名古屋市生まれ。東京都在住。 野菜と果物をこよなく愛し、地域の伝統野菜に目がない。各国の菜食事情に興味があり、いつか世界菜食旅行をすることが夢。
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