東京の真ん中を走る、オレンジ色のJR中央線沿線にある、高円寺駅を降りると「ハチマクラ」という雑貨屋さんにたどり着きます。
そこは、日本や世界各国から集まった紙モノや雑貨でいっぱいのお店。時代も大正から現代にかけて、様々な色柄のデザインが施された紙モノが並びます。
その中でも、おすすめのものを「ハチマクラ」店主の小倉みどりさんに選んでいただきました。
①マーブル模様の便箋&封筒セット
一枚一枚染めている、マーブル模様の便箋と、封筒のセット。金、銀、黄色の三色があります。手染めですから、同じ模様は一枚もありません。
便箋は、しっかりした厚みがあり、濃いインクのペンでも滲む心配もナシ。光に当てると、金と銀はラメがキラキラと光り、どこか上品な質感です。
②スパンコールがかわいい封筒
ザラザラと粗めな素材で作られた紙に、スパンコールが漉き込まれた、こちらの封筒。なんと廃盤になったデザインのものを、お願いして作ってもらったもので、「ハチマクラ」にしかありません。
ドイツの「TidBillo社」という紙メーカーと、ネパールの職人さんによって、作られました。手作り感溢れる質感と、無造作に散りばめられたスパンコールがかわいらしくて、使うのがもったいなくなってしまいそう。
③使い方は自由自在なタイのグラシンパッド
薄く、なめらかな質感は、どこかトレーシングペーパーのよう。でも、それよりももう少し軽い、グラシン紙はタイで生産されたもの。日本にはほとんど出回っていない紙質です。7色たっぷり詰まったパッドは、シワがよっていたり、大きさが少しずつズレていたりと、タイ原産ならではの、憎めない「おおらかさ」があります。
けれど、「ハチマクラ」で買っても一枚157円で販売されている、貴重な紙。これは、ぜんぶで168枚という大容量ですから、贅沢に使ってお菓子を包んだり、はたまた大切な人への封筒替わりに、何枚か重ねて袋を作ったり、用途に合わせて自由自在に加工してみましょう。
実際に現地へ赴いて、紙モノを探すこともあるという、小倉さん。紙は本来身近なものですが、蓋を開けてみると、国や地域、そして時代によって質感や雰囲気、色の風合いなど多種多様なのです。
一度ハマるとどっぷり浸かってしまいそうな、紙モノの世界。まずは、自分で手に取って、触れて、紙をめくる音を聞きながら、お気に入りを探してみてくださいね。
このお店のこと
ハチマクラ
- 住所:東京都杉並区高円寺南3-59-4
- 営業時間:13:00~21:00(日曜日は20:00まで)
- 定休日:月曜日、火曜日 ※急な仕入れの為臨時休業あり
- 最寄り駅:JR中央・総武線、東京メトロ東西線「高円寺」駅
- 電話番号:03-3317-7789
- 公式サイト
-
「大人すはだ」編集部
大人がすはだで暮らす時間を提案するウェブマガジン「大人すはだ」の編集部です。
「大人すはだ」編集部の記事一覧
-
-
食べる
「あきゅらいず文化祭」で美養食(びようしょく)を堪能!すはだを美しくする薬膳料理とは
2016.11.28
-
-
ひと
【中島デコ×小倉ヒラク対談#3】「気があう」のは「菌が合う」から?
2016.11.24
-
-
ひと
【中島デコ×小倉ヒラク対談 #2】シンプルで自分らしい暮らしのヒントは、手前味噌造りにあり!
2016.11.21
-
-
食べる
【中島デコ×小倉ヒラク対談#1】美肌の秘訣は、毎朝の味噌汁と「好き」を極めること
2016.11.18
-
-
食べる
手作りで簡単にできる!肌荒れや生理不順に効く豆乳おかわりおやつ5選
2016.11.14