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6児の母、妻、そして1人の女性としてエネルギーを吸収し自由に飛びまわる暮らし|モデル・日登美

2016.02.19

インタビュー, オーガニック, マクロビオティック, ヨガ, 日登美, 海外

18歳よりファッションモデルとして雑誌、広告などで活躍されている日登美さん。 マクロビオティックインストラクターとしても幅広く活躍されています。
 
2013年にドイツ人数学者の旦那様と再婚し、妊娠9ヶ月の時にブラジルのサンパウロに移住し第5子を出産。6人目のお子様をご懐妊してから、昨秋ブラジルからドイツに拠点を移されました。
 
世界各地を飛び回り、母として、妻として、そして一人の女性として輝きを増す日登美さん。異文化の環境に生活を築き、自分らしく暮らしていくために、どんなことを実践し感じているのか、お話をお伺いしました。(以下、敬称略)

理論に縛られず、各国ならではの食材や調理法にチャレンジ

── 海外生活の拠点をブラジルからドイツへと移された日登美さんですが、それぞれの国と日本との違いには戸惑いませんでしたか? 
 
日登美 当時、ブラジルの中でも、田舎に住んでいました。そのため水は井戸水を汲んできて使っていましたし、毎日暑くて自然がいっぱいでした。一方で今は、ドイツの首都ベルリンにいるので気温も低く、国民性も違えば田舎と都会という対照的な環境です。
 
日登美さんのドイツ暮らしのようす
現在、暮らしているドイツ・ベルリンにて
 
日登美 ドイツはオーガニックなものが多いのですが、そのほとんどはパッケージされたもの。フレッシュさやエネルギーが弱い気がします。ブラジルは醤油や味噌など、日本では当たり前に使っていた調味料がなくて、添加物が多いものばかり。けれど作物は、ドイツよりブラジルの方が新鮮。日本も、まだオーガニックが主流ではありませんが、野菜や調味料は良いものが手に入ります。 どこも一長一短なのかもしれません。
 
マンゴーラッシー
ブラジルにて。自家製玄米リジュベラックで作った豆乳ヨーグルトと庭でとれたマンゴーのラッシー
 
── ベジタリアンやマクロビオティックの食事法を、ブラジルで続けることは難しくありませんでしたか? 
 
日登美 移住した当初は、マクロビオティックモードで、食事の仕方を工夫し、食材も取捨選択していました。でも、どこへ行っても、結局その土地で食べられているものが一番エネルギーも強いし、美味しいと感じられるようになってきたんです。だから一食の献立の中のどこかにマクロビオティックの要素を入れることで、バランスを取るようになりました。
 
── 「なんとしてでもマクロビオティックの食事法にのっとらなくちゃ」と考えなくなったと。
 
日登美 土地のものを、エネルギーや気を感じながら食べることで体調も整います。食材を選ぶのと同じくらい、食べ合わせや調理法が重要で、それらを変えるだけで食材が持つエネルギーを調節できる。本当はそこがマクロビオティック理論のよいところです。
 
たとえば北国では、肉と酸っぱい果実を合わせる料理が多いです。寒すぎると体が締まる作用があるので、緩めるために酸っぱいものやクリーミーなもの、乳製品が必要になります。ですから、寒いドイツでは良質なパンとザワークラウト、ヨーグルトバターを一緒にいただきます。
 
それぞれの国の伝統的な調理法や、各地で自然に作られているものをいただくのが、一番良いかなと思います。 
 
ツナマヨ寿司
ブラジルで大人気だった寿司といえば、ツナとマンゴーののり巻き!自家製マヨネーズのソースを添えて。
 
── 各地の歴史や文化と、自分が培ってきた食生活の、上手く折り合いが付くところを探すのですね。
 
日登美 「この国で、みんながこの食べ物を食べているのはどうしてかな?」と考えず、ただマクロビオティックの理論を持ち込んでも、絶対うまくいかなかったと思います。
 
いろんなことにこだわるのも大事だけれど、「今はこういう暮らしだから」と、こだわらない方がうまくいく。もちろん困ったこともたくさんありますが、ただ理論に縛られていても楽しめないと思います。

暮らしを整えるには食と運動が大事

── 現在(2015年12月)、日登美さんは6人目のお子様を妊娠中ですが、心とからだにもたらされた変化はどのようなものでしたか?(*1)
 
(*1)取材後の1月24日、無事6人目の赤ちゃんを出産されたそうです!
 
日登美 妊娠はデトックスだという話も聞きますが、悪阻や肌荒れなど自分の不調は、赤ちゃんにとっても私にとっても「出さなきゃいけないものがある」というサインなんだと改めて感じましたね。一時期なんて肌もボロボロで、おばあちゃんみたいでしたよ。今はもとに戻ってきているけれど、からだと心の弱い状態を知れたことで、原因や手当の方法を学べました。
 
生理中と同じように、妊娠期間中は体調や心の変化が激しくなります。太ったり肌が荒れたり、悪阻で気持ち悪くなったり憂鬱になったり……。でもマイナスな現象と捉えずに「元気になるために必要なことなんだ」と頭を切り替えるようになりました。 
 
── 出産までは、どんな風に過ごされているのでしょうか。
 
日登美 漬物や調味料を手作りしています。麴(こうじ)はドイツでも買えるので、お味噌を仕込んだりキムチを作ったり……。「ご飯とこれさえあればいい」というものって、やっぱりあるんですよね。調味料を手作りできるようになって、暮らしも整うし、本当に良い勉強になりました。 
 
── 出産後、やりたいことなどあれば教えてください。
 
日登美 またヨガをやりたいですね。ヨガをすると代謝が良くなって汗をかくようになるし、気の流れも分かるようになります。食事とからだを動かすこと、そして呼吸は肌を美しく保つのに重要です。
 
日登美さん
バックベンドしている日登美さん。撮影当時は第5子のユニオくんを妊娠中
 
日登美 ヨガでなくても、泳いだり歩いたり、合気道やバレエでもいい。運動をすると、自分の心の動きや不調がわかるようになるんです。本当に求めているものや、からだに合う食習慣を見つめ、情報に左右されない意識を持つことができるようになりますよ。

自分で選ぶ心地よい暮らしを

── 日本からブラジルとドイツへ渡り、日登美さんの美に対する価値観というのは、変わりましたか?
 
日登美 日本人らしい美しさや、私らしい美しさをもっと意識するようになりました。体型も地域によって全然違います。それから仕草や精神的な動きも違いますが、その違いに善し悪しはありません。
 
あと……日本人を含め、アジア人は肌がきれい!  理由は、日本人がお米を食べているからかな。和食は基本的に米と味噌と水が豊かで、脂肪分が少ない。日本という土地が持つ環境と食生活が、肌のキメやツヤ、そして気質を作っているんだと思います。
 
ブラジルのマーケットを歩く日登美さん
毎週開かれるオーガニックマーケットでお買い物。ブラジル在住時のようす
 
── スキンケアの方法は出産前後や住む国々でどのように変わりましたか? 
 
日登美 基本的にファンデーションを塗らず、食事を重視していました。ただブラジルは、日差しが強いし砂糖の多い食生活だったので、サンケアと保湿するものを使うようになりました。ドイツは日本よりも乾燥していて寒いから、より入念に保湿をしています。いずれにしろ、使うものはケミカルではなく、自然由来の成分でできたオーガニックなものです。
 
── すはだを美しく保つために、実践している美容法がございましたら、ぜひ教えてください。 
 
日登美 当たり前ですが、食事と運動と睡眠。モチベーションを保てる生活をすることが一番大事です。 
 
流行り廃りや、義務感で食べるものを選ぶより、食生活であれば、まずは自分で食べてみて好きか嫌いか判断したり、運動した方が心地良いか疲れてしまうのか感じ取ったり、実体験に基づいて選択することが大事だと思います。
 
── 2016年はどんな年にしたいですか? 
 
日登美 少し外に出て、インプットをする年にしたいですね。 
 
発信力を高めたり、語学の勉強をしたり。ブラジルでは家の中のことに手をかけてきたけど、ベルリンは便利な街だから、出会いや学びを大事にしていこうと思います。 
 
日登美さんと子どもたち
5人目の1歳の誕生日を近所の子どもたちとお祝いしている様子。ブラジルにて
 
日登美 海外に住んでみて、最終的にはいつか、どこかの土地に根を下ろして暮らしを紡いでいきたいなという気持ちが強くなってきました。様々な土地で培った経験や、学んだり気づいたりしたことを、どこかに集結していきたい。
 
だから今年は、飛びまわりながらも、着地する準備をしていきたいと思っています。そのためには、私の知恵や生きる力はもちろん、子どもたちも自立できるようにならないと。ドイツで充電してエネルギーが溜まったら、また別の所で暮らしたい。 いずれは日本に戻りたくなるかもしれないし、最終的にどこにいくかは、まだ分かりませんけれどね(笑)。

お話をうかがった人

日登美
 
日登美
18歳よりファッションモデルとして雑誌、広告などで活躍。 オーガニックベース(現アトリエ間間)でマクロビオティックインストラクターとしても活動しており、2013年にドイツ人数学者である夫と再婚。半年後妊娠9ヶ月の時に家族全員でブラジルのサンパウロに移住。ブラジルで自宅出産し、現在は6人目のお子さんを妊娠中。 現在はブラジルから夫の故郷であるドイツで暮らしている。 著書に「ブラジルの我が家 Familia no Brasil!」(幻冬舎)、「日登美のオーガニックな家庭料理」(アノニマ・スタジオ)や雑誌「クーヨン」での連載など、オーガニックな生活や子育てが好評。 オフィシャルサイトはこちら

 
★★★
★きっかけはすっぴん〜シンプルになるきっかけ〜
「大人すはだ」編集部

「大人すはだ」編集部

大人がすはだで暮らす時間を提案するウェブマガジン「大人すはだ」の編集部です。

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