漫画作品の中でも「グルメ漫画」は、昔から人気があります。
かつては、料理人を目指す男性が主人公のものなど、男性目線の作品が多かったこのジャンルですが、2000年代に入ってからは、女性が主人公のグルメ漫画が急増しています。
「大人すはだ」では、これまで以下の作品をご紹介してきました。
1.『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』(野崎ふみこ作 秋田書店)

アラフォーの主婦・ことはがベーグルカフェを開店し、奮闘していく物語。お店を維持していくのは大変だけれど、誰かの「おいしい」が聞きたいことはは、いつもベーグルを焼いてお客様を待っています。焼きたてのベーグルのおいしさ、心和むゆったりカフェの心地よさが味わえる作品です。
2.『忘却のサチコ』(阿部潤作 小学館)

挙式当日、結婚相手に逃げられてしまった佐々木幸子が、悲しみを忘れるべくグルメ道を突き進んでいくストーリー。サバの味噌煮定食からわんこそばまで、とにかくおいしいものに向かって、まっすぐすぎるほど、ひたむきな幸子。ですが、それは食事だけがつらすぎる悲しみを忘れるひとときをくれるから。忘却のために、彼女はおいしい食事を食べ続けるのです。
3.『いつかティファニーで朝食を』(マキヒロチ作 新潮社)

同棲していた彼と別れた麻里子が、理想の朝食を追い求めていく物語。さまざまな朝ごはんを食べながら、幸せなひとときを楽しんだり、友人に悩みを相談したりして、麻里子は成長していきます。
自分がおいしいと思える朝食を探すこと。それが、彼女にとってはまさに自分探しの旅となっているのです。
女性にとっての、おいしい食事の大切さ
女性が生きるのは、決して楽ではありません。
仕事のこと、恋愛のこと、対人関係のこと、からだのこと…いつだって、悩みは尽きないもの。
でも、だからこそ、おいしく食事する時間はとても大切です。
つらいことがあっても、ごはんを食べれば元気が出るはず。一緒に食事をした友人が答えをくれることがあるはず。カフェで一息つけば、きっと心が安らぐはず。
お客様を笑顔にするためにベーグルを焼く、ことは。
悲しみを忘れるために、食に邁進する幸子。
朝ごはんを通して、自分を見つけていく麻里子。
あなたも、彼女たちのように、おいしい食事を通して、お腹とこころに元気に取り戻してみませんか?
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田下愛
フリーランスライター 雑誌、書籍、Webメディアで、政治からサブカルチャーまで幅広いジャンルの仕事をこなして奮闘中。著書に「選挙はエンターテイメントだ!」(HK INTERNATIONAL VISION)がある。オーガニックコスメ・マニアで、石鹸で落ちるメイクとシンプルなスキンケアを実践中。趣味は、オーケストラでヴァイオリンを弾くこと。
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