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うみ•そら•みどりを召し上がれ!
おうちで眠っている食材がもったいないのでcafeやってみました
2017.01.15
「ブラウンズフィールドの丸いテーブル」、もちろん読みましたー!
読書はマンガ以外なかなか進まないわたしですが、出てる人も作ってる人も知ってる人ばっかだからね。
もう楽しくて。さくっと読んじゃえました。
ただ、お母さんもそうだろうけど、客観的にどうしても見れなくて。
わたしにとっては、友だちがたくさん出てる実家の本だからね。
思い出もあるし、思い入れもあるし、笑ったり泣いたり感心したり感動したり、写真一枚一枚にも見入っちゃう楽しい本!
だけど、誰が読んでも面白いのかって聞かれると、胸張ってそうですって、わたし的には、正直ちょっと言えないかな~
「何も知らない人」が読んでも面白いのかが、思い入れが強すぎてわからない。
「何も知らない人」が読んでも面白いのかが、思い入れが強すぎてわからない。
それでも、わたしたちがこれからを生きていくヒントがたくさん詰まっていると思うし、レシピも充実してるから、参考になる人もいると思います。
本を持っている人から借りて読んで、内容に共感できたら、購入して手元に置いておくのがいいかも!って、販売を促進しなそうなレビューですいません。
このBlog書くために読み返してもちょっとうるうるしちゃうのは、やっぱ身内だからかもしれない。

だけど、ブラウンズフィールドにいた頃、口すっぱく小言のように言っていた、
「もったいない精神」がすっごいキレイな言葉で綴られてて感動した。
「もったいない精神」がすっごいキレイな言葉で綴られてて感動した。
そうそう、それそれ!そんな風に伝えられたら素敵だったのにな。
わたしの言い方じゃ響かなかっただろうなって、反省。
わたしが卒業しても、いまだにちゃんと受け継がれてて、なんてなんかくすぐったい。
自分たちで気づいただけかも知れないけど。
ブラウンズフィールドがそういう場であり続けてるのが嬉しくなったよ。
以下青字は抜粋
葉っぱも根っこも、食べたい。
一粒残らず、食べたい。
自然にそう思わせてくれる畑の野菜は、食べると気持ちがいい。
「あるもので暮らす」というここの暮らしは、
「あるものを生かす」という暮らし方。
資源を生かし、野菜を生かし、環境を生かしていくように、
わたし達は自分も生かす暮らし方を選びたい。
さて、もったいないと言えば、わたしがやってる「mottainai cafe」、
(一回目の「mottainai cafe」の様子はデコさんとのリレーの中でちらっと触れています)
これってまさにブラウンズフィールドのまかないの再現なんだよね。
「丸いテーブル」の中にもまかないの話が出てて、
「この料理何が入っているの?」と聞かれても、
いろんなソースや元々完成した料理の
残り物を合わせたアレンジ品。
もはや説明しきれないくらいの調味料が合わさっていて、
「おいしい!」と言われてももう二度と同じものは作れない。
ブラウンズフィールドのまかないは、
こんなふうにして出来ている。

ブラウンズフィールドのまかないはもちろん、ご家庭の料理は大なり小なりそうだと思うんだけど
ブラウンズフィールドではそれを来てくれたお客様にも出すし、スタッフも一緒に食べちゃう、ってところは、わたしがやってた頃のまま。
無駄や廃棄の出ない、料理しているわたしが気持ちいいって思ったやり方。
コペンハーゲンで食料廃棄物と戦うレストランの記事も、こんなことができたらきっと気持ちいいなって思ったの。
そこで、わたしは友人知人やネット上で声掛けして、身の回りにある「もったいない食材」を集めることしにしました。
実際に集まったのは、たくさん出る農家さんの間引き菜、
スーパーの地場産コーナーで出る廃棄(農家さんに返品されちゃうやつ)、
キャベツや白菜のそと葉、
スーパーの地場産コーナーで出る廃棄(農家さんに返品されちゃうやつ)、
キャベツや白菜のそと葉、
賞味期限1ヶ月を切ってしまった商品、
こだわりの豆腐屋さんの廃棄豆腐やおから、
天然酵母国産小麦のパン屋さんで出るパン耳、
天草や豆類、切り干し大根や山菜など家庭で使い切れなかったもの、
それから、なんの問題もない商品や野菜も好意で寄付してもらったり。
調味料や油は我が家で作ったり使っているなるべくいいもので。
(便宜上「廃棄」と呼ばれてしまうけれど、実際は全く問題なく食べられる食材たちなんです)
たくさんの持ち寄っていただいた食材を見てからメニューを決める、一期一会カフェ。
メニューを前もって決められないなら、その場でどんどん作って出しちゃえなビュッフェスタイル。
オートミールはなかったけど、押し麦がどっさりあったから、押し麦と干し柿でグラノーラ作ってみたり。

前回たくさんあった小麦粉や米粉は今回の寄附品の中にはなかったけれど、
白玉粉を大量に寄附してもらえたので、
団子からパンからおやきまでなんでも白玉粉で作ってみたり。
白玉粉を大量に寄附してもらえたので、
団子からパンからおやきまでなんでも白玉粉で作ってみたり。


たくさん頂いたパン耳でデザートやブルスケッタにしてみたり。

捨てられる運命だったキャベツのそと葉でナゲットを作ったら大好評だったり。

今回もそれこそ使い切れないくらいたくさんの品をいろんな方から提供してもらって



たくさんの人にお手伝いにも来てもらって

開催することができました!
ポイントは4つ。
食のバリアフリーを目指してベジなこと。
食のバリアフリーを目指してベジなこと。
値段は設定せずドネーション(お心づけ)で。
好きな料理を好きなだけ盛り付けて、使った食器は片付けるまでするセルフサービス。
経験不問、料理家と一緒にごはんを作る体験もできます。(笑)
食料の1/3を廃棄していると言われる飽食大国・日本で、食を通して参加できる小さな活動です。
こんな小さなアクションでは日本の自給率も世界の食品廃棄量も変わらないでしょう。
それでも、カフェにやって来たお客さんから
「シネマさんの影響で、家にはカフェに提供できるようなものがないの(つまり、廃棄する食材がない)」
そんな言葉を聞いて、このカフェをやっている意義が少しでもあるんだなってすごく嬉しかった。
そんな言葉を聞いて、このカフェをやっている意義が少しでもあるんだなってすごく嬉しかった。
いつか、集まる食材が無くなって、カフェを開催できないくらい、みんなの意識が広がったらなあって妄想してます。
デコさんへの質問は、
娘とのリレーBlogになってよかったこと、そうじゃなかったことなどあれば聞いてみたいと思います。
娘とのリレーBlogになってよかったこと、そうじゃなかったことなどあれば聞いてみたいと思います。
家族でも、改まらないと聞けないことっていろいろありますよね。
さてさて、今回でわたしのBlogは最後となりました。
もっと何気ない、ふだんの暮らしや子育てのことなど
書きたいことがいろいろありましたが、それは今度お会いしたときにでも。
わたしの拙い文章にお付き合いくださった読者のみなさま、本当にありがとうございました。
機会があれば、高知県の「笹のいえ」に、わたしのご飯を食べに来てくださいね。
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中島子嶺麻
1984年中島デコの長女として生まれる。「おなかの中からマクロビオティック」で育った純マクロっ子。2007年から千葉房総にあるブラウンズフィールドで、日々の調理や イベント、経理などを担当。結婚後、3児をプライベート出産する。2013年高知県に引っ越 し、古民家を修復しながら農的生活をはじめる。2015年むかし暮らしの宿「笹のいえ」として体験型のお宿をスタート。得意料理は、旬の野菜の皮から根っこまでを余さず使うMOTTAINAI料理。著書に「きれいになる「ゆるマクロビ」玄米と野菜のワンプレートごはん」「朝つめるだけ 玄米と野菜の「ゆるマクロビ」弁当」家の光協会、「小さな子のマクロビオティックおやつ」パルコ出版。
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