
TOP » うみ•そら•みどりを召し上がれ! » 夏の終わりにやっと完成したアースキッチンがかわいい。風を感じ、虫の声を聞きながらの野外料理は、クセになる。
うみ•そら•みどりを召し上がれ!
夏の終わりにやっと完成したアースキッチンがかわいい。風を感じ、虫の声を聞きながらの野外料理は、クセになる。
2016.09.11
あんまり自然な佇まいで誰も気づかないニューフェイス。
アースキッチンがついに完成しました。
「笹のいえ」の アース(地球とか土の意)+ キッチン は、
なるべくここにあるもの、できるだけ自然に還るもので作られたピザ釜とかまどです。


笹のいえでの煮炊きはほぼ薪。(たまに炭、稀にカセットコンロも使います)
夏に家の中(かまどはキッチンにあります)で火を使うとどうなるか、
誰でもわかりますね。めちゃくちゃ暑いです。
そして、パンやピザ作りに重宝するオーブン。
冬場はオーブン付きの薪ストーブがあるので使えますが、
夏に薪ストーブは間違ってもつけたくありません。
暑いときは外で調理したい!
一年中、オーブンを使えるようにしたい!
そんなわたしの願いを叶えるために立ち上がってくれたのは
父ちゃんではなくけんちゃんでした。(けんちゃんに頼んでくれたのは父ちゃんです)
「笹のいえ」の土壁でお世話になったけんちゃん&けんちゃんファミリー。
ちなみに、ブラウンズフィールドのサクラダコミンカの土壁もけんちゃん作です。
今年の3月あたま、さっそく打ち合わせに来てくれました。
屋根や土台、高さも幅もオーダーメイドで自由に作れるだけになかなか話が進みません。
オーダーメイドって憧れてたけど、
何から何まで全部責任持って施主が決めなきゃいけないってこと。
それってけっこう大変、というか重いです。
一番使うであろうわたしに具体的なイメージがなかったので
きっとけんちゃんを困らせてしまったかな?
それでも翌週からとりあえず土台だけでも取り掛かってくれることに。
というのも、この時けんちゃんの奥さんが臨月だったので
赤ちゃんが生まれたらしばらくは育休の予定。
でもわたしは夏前に仕上げてもらいたい。
というわけで、出てくる前にできるとこまでやっておこうという魂胆でした。
ところが、作業途中の深夜(いつも泊まり込みで、作業に来てくれるのです)なんと産気づいてしまって急遽帰ることに。
無事の帰宅&出産を祈るばかりでした。
(アースキッチンとは名ばかりのやぐら状態でしばらく放置されることに)

後日話を聞いてみると、あの日帰宅してから、
数時間後にこんな可愛らしい女児を出産したとか。
なんとドラマティック!てか、母子ともに健康で本当に良かった。おめでとう~
そんなこんなで、次の作業は4月の後半。
まだまだほやほやのベイビー連れでのキッチン作りはまず屋根から。
竹を割って節を抜いたものを交互に重ねていきます。


屋根がついたら急にかっこよくなりました。

お次は土台作り。
けんちゃんは地面すぐ近くに火口があるかまどを薦めてくれたけど(もちろんそれも素敵なんだけど)
わたしは少し高い位置に火口がある方が好みでわざわざ底上げしてもらうことに。
笹にいくらでもある廃瓦を量増しに使いました。

ワラ刻んだり、土捏ねたり、土丸めたり、それを積んだり、
その繰り返しをひたすらして形が見えてきました。







アースキッチンがついに完成しました。
「笹のいえ」の アース(地球とか土の意)+ キッチン は、
なるべくここにあるもの、できるだけ自然に還るもので作られたピザ釜とかまどです。


笹のいえでの煮炊きはほぼ薪。(たまに炭、稀にカセットコンロも使います)
夏に家の中(かまどはキッチンにあります)で火を使うとどうなるか、
誰でもわかりますね。めちゃくちゃ暑いです。
そして、パンやピザ作りに重宝するオーブン。
冬場はオーブン付きの薪ストーブがあるので使えますが、
夏に薪ストーブは間違ってもつけたくありません。
暑いときは外で調理したい!
一年中、オーブンを使えるようにしたい!
そんなわたしの願いを叶えるために立ち上がってくれたのは
父ちゃんではなくけんちゃんでした。(けんちゃんに頼んでくれたのは父ちゃんです)
「笹のいえ」の土壁でお世話になったけんちゃん&けんちゃんファミリー。
ちなみに、ブラウンズフィールドのサクラダコミンカの土壁もけんちゃん作です。
今年の3月あたま、さっそく打ち合わせに来てくれました。
屋根や土台、高さも幅もオーダーメイドで自由に作れるだけになかなか話が進みません。
オーダーメイドって憧れてたけど、
何から何まで全部責任持って施主が決めなきゃいけないってこと。
それってけっこう大変、というか重いです。
一番使うであろうわたしに具体的なイメージがなかったので
きっとけんちゃんを困らせてしまったかな?
それでも翌週からとりあえず土台だけでも取り掛かってくれることに。
というのも、この時けんちゃんの奥さんが臨月だったので
赤ちゃんが生まれたらしばらくは育休の予定。
でもわたしは夏前に仕上げてもらいたい。
というわけで、出てくる前にできるとこまでやっておこうという魂胆でした。
ところが、作業途中の深夜(いつも泊まり込みで、作業に来てくれるのです)なんと産気づいてしまって急遽帰ることに。
無事の帰宅&出産を祈るばかりでした。
(アースキッチンとは名ばかりのやぐら状態でしばらく放置されることに)

後日話を聞いてみると、あの日帰宅してから、
数時間後にこんな可愛らしい女児を出産したとか。
なんとドラマティック!てか、母子ともに健康で本当に良かった。おめでとう~
そんなこんなで、次の作業は4月の後半。
まだまだほやほやのベイビー連れでのキッチン作りはまず屋根から。
竹を割って節を抜いたものを交互に重ねていきます。


屋根がついたら急にかっこよくなりました。

お次は土台作り。
けんちゃんは地面すぐ近くに火口があるかまどを薦めてくれたけど(もちろんそれも素敵なんだけど)
わたしは少し高い位置に火口がある方が好みでわざわざ底上げしてもらうことに。
笹にいくらでもある廃瓦を量増しに使いました。

ワラ刻んだり、土捏ねたり、土丸めたり、それを積んだり、
その繰り返しをひたすらして形が見えてきました。







4、5、6月と2泊3日を3回でここまで。(オーブンの中には砂が詰まっています)
ところが、ここで事件は起こりました。
ピザ釜の形を整えるため、棍棒で叩きすぎてオーブンの入り口が落ちました。。
ひとまず補強してもらって1ヶ月の乾燥期間後までそっと様子を見ることに。
でも、オーブンの中の砂を掻き出す際にやっぱり崩れました。トホホ。
お盆前にどうしても使いたかったので、最低限の修復をして、半分意地で火入れ式を敢行。
数回に分けて薪を燃やし、徐々に火力を強くして、乾燥させ強度を高めます。


どうにか「笹の夏休み」(リンク)にかまどもオーブンも間に合わすことができました。

外で直火調理、しかもこのロケーション、はっきり言って、すごくいいです!
気持ちいい、油ハネも気にならない、生ゴミはそのまま下の畑にポイできるし、「暮らしのキャンプ度」が更に上がりました。
ただ、使ってみて思ったのは朝と夜は最高なんだけど、昼ごはん作りには不向きという盲点。
屋根はあるんだけど日陰が思ったより少なくて暑いんです。
日中に限り、やはり室内調理かなという感想です。
やっぱり何事もやってみなきゃわからないですよね。
「笹の夏休み」で子どもたちに使ってもらってすぐくらいに、最後の仕上げで化粧直しをしてもらい
(これで入り口の弱くなっていたところも直りました)
また乾燥させて(ここにまた2週間かかります)できあがり。
今ここです。

やっとできたアースキッチンを囲んで、ご近所さん&けんちゃんファミリーとお披露目ピザパーティーも今後予定。
ゆっくりと進化する「笹のいえ」、次は何ができるのかな?

アースオーブンといえば、もうだいぶ年季の入ったものがブラウンズフィールドにもあって、わたしもたくさんお世話になりました。
やっぱ直火オーブンの美味しさって格別です。
土窯ピッツアって聞くとそれだけで美味しそうでしょう?
温まるまで時間かかるし、薪喰うしで、大変なのに結局うちにも作っちゃったよね。
でっかい業務用ガスオーブンがあるし、薪作るのも人手がいるのに、どうして、どんな経緯でブラウンズフィールドに作ったのか、
次回はアースオーブンとお母さんの馴れ初めを聞いてみたいと思いまーす。
ところが、ここで事件は起こりました。
ピザ釜の形を整えるため、棍棒で叩きすぎてオーブンの入り口が落ちました。。
ひとまず補強してもらって1ヶ月の乾燥期間後までそっと様子を見ることに。
でも、オーブンの中の砂を掻き出す際にやっぱり崩れました。トホホ。
お盆前にどうしても使いたかったので、最低限の修復をして、半分意地で火入れ式を敢行。
数回に分けて薪を燃やし、徐々に火力を強くして、乾燥させ強度を高めます。


どうにか「笹の夏休み」(リンク)にかまどもオーブンも間に合わすことができました。

外で直火調理、しかもこのロケーション、はっきり言って、すごくいいです!
気持ちいい、油ハネも気にならない、生ゴミはそのまま下の畑にポイできるし、「暮らしのキャンプ度」が更に上がりました。
ただ、使ってみて思ったのは朝と夜は最高なんだけど、昼ごはん作りには不向きという盲点。
屋根はあるんだけど日陰が思ったより少なくて暑いんです。
日中に限り、やはり室内調理かなという感想です。
やっぱり何事もやってみなきゃわからないですよね。
「笹の夏休み」で子どもたちに使ってもらってすぐくらいに、最後の仕上げで化粧直しをしてもらい
(これで入り口の弱くなっていたところも直りました)
また乾燥させて(ここにまた2週間かかります)できあがり。
今ここです。

やっとできたアースキッチンを囲んで、ご近所さん&けんちゃんファミリーとお披露目ピザパーティーも今後予定。
ゆっくりと進化する「笹のいえ」、次は何ができるのかな?

アースオーブンといえば、もうだいぶ年季の入ったものがブラウンズフィールドにもあって、わたしもたくさんお世話になりました。
やっぱ直火オーブンの美味しさって格別です。
土窯ピッツアって聞くとそれだけで美味しそうでしょう?
温まるまで時間かかるし、薪喰うしで、大変なのに結局うちにも作っちゃったよね。
でっかい業務用ガスオーブンがあるし、薪作るのも人手がいるのに、どうして、どんな経緯でブラウンズフィールドに作ったのか、
次回はアースオーブンとお母さんの馴れ初めを聞いてみたいと思いまーす。
-
中島子嶺麻
1984年中島デコの長女として生まれる。「おなかの中からマクロビオティック」で育った純マクロっ子。2007年から千葉房総にあるブラウンズフィールドで、日々の調理や イベント、経理などを担当。結婚後、3児をプライベート出産する。2013年高知県に引っ越 し、古民家を修復しながら農的生活をはじめる。2015年むかし暮らしの宿「笹のいえ」として体験型のお宿をスタート。得意料理は、旬の野菜の皮から根っこまでを余さず使うMOTTAINAI料理。著書に「きれいになる「ゆるマクロビ」玄米と野菜のワンプレートごはん」「朝つめるだけ 玄米と野菜の「ゆるマクロビ」弁当」家の光協会、「小さな子のマクロビオティックおやつ」パルコ出版。
中島子嶺麻の記事一覧
-
-
うみ•そら•みどりを召し上がれ!
おうちで眠っている食材がもったいないのでcafeやってみました
2017.01.15
-
-
うみ•そら•みどりを召し上がれ!
中島シネマもブラウンズフィールドもルーツはここ?はじめ塾市間寮へ里帰り
2016.12.10
-
-
うみ•そら•みどりを召し上がれ!
ただ切るだけじゃもったいない?!ヘアードネイション体験
2016.11.13
-
-
うみ•そら•みどりを召し上がれ!
楽しい!嬉しい!気持ちいい!をシェアしたい。素敵な夫婦の新しい結婚式のカタチ。
2016.10. 8
-
-
うみ•そら•みどりを召し上がれ!
夏の終わりにやっと完成したアースキッチンがかわいい。風を感じ、虫の声を聞きながらの野外料理は、クセになる。
2016.09.11