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うみ•そら•みどりを召し上がれ!

祝ライステラス10周年!今度は出版も始めま〜す!

2016.08.13

ブラウンズフィールド, ライステラスハウス, 中島デコ, 出版

そうなの〜。ブラウンズフィールドのカフェ『ライステラス』がなんと、10周年を迎えます。

覚えてるかな?
16年前に引っ越して来た当初、床もない廃墟のような物置小屋だったよね。大工さんに相談したら、この小屋は数年も持たないから、無駄なことは止めなさいって、言われたけど、
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そこをなんとか、DIYで、床をはって、エバレットさんの書斎と暗室を作ったの。

その頃、私が自然育児友の会(まだあるのかな?)とかに連載していた記事や雑誌に取材されたのを見て、遠くから遊びに来る人が増えて来た。
庭とか歩いているから「こんにちは。何がご用事ですか?」って聞くと「見学してます」って言う。でも、ほっておけないから、お茶を出したり、お昼時に居合わせた人には
「これから、昼食なんですけど、もしよかったらご一緒にどうぞ」って言うと
「そうですか、ありがとう」って、しょうもない残り物ランチでも喜んで食べていく。笑。

『もしかして、小屋をもっときれいに改築して、机と椅子を置いて、メニュー置いておいたら、お茶とかランチに、お金置いて行ってくれるかも〜!』って、閃いた。そんな阿漕な考えから、エバレットさんを追い出して(笑)カフェを始めました。フリーのカメラマンのエバレットさんと育ちざかりの5人の子ども達、食べていくのが大変だったからね〜。

閃いたのは、良かったんだけど、カフェを立ち上げて経営していくのって、意外と大変だった。
工事、内装、キッチン、保健所の許可、メニュー、宣伝、経理、仕入れ、在庫管理etc..未経験で何も知らなかったから、始めたけど、知ってたら、始めなかったかもね。笑。
その頃居たウーファー(※)の子たちとひとつひとつ相談して、手作りできることは手作りして、ご近所の器用な芸術家の方に頼む所は頼んで、試行錯誤して、何とかオープンに漕ぎ着けてから、早10年!感慨深いです。
(※ウーファーとは「食事・宿泊場所」と「力」を交換する仕組み。ホストとウーファーとは家族のような関係で、金銭のやりとりや行われない)
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現在では、週末になると知らない人がいっぱい居て、でびっくりです!もとい、おかげさまで、遠くからたくさんの方がいらしてくださり、賑わっています。笑。
代々の店長さんも、とっても頑張ってくれて、すごく成長して、次にちゃんと引き継いで、またその子も成長して引き継いで、今、何代目かな?現在の店長里奈ちゃんと周りのスタッフ達も、ものすっごく、キラキラと頑張ってくれていまよ〜。
しかも、みんな料理が上手!美味しい!美しい!ライステラスは、わざと、マクロビオティックだとかヴィーガンだとかは謳わずに、食べてから、「あれ?これお肉もお魚も乳製品も卵も砂糖も使ってないの?意外といける。満足だし、美味しいじゃん」って思ってもらいたい。というのがコンセプトでしたが、そんな前提も超える、人間の食べ物として、最高に細胞が生き生きとピースフルになる食事だよな〜って、思えます。
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これを1200円で提供できているってすごいです。自給率が高いおかげですね。実は、私とエバレットさんは、毎週末、お客さんになって、カフェでご飯やスィーツを食べるのが、密かな?楽しみとなっています。笑。(いつも自画自賛手前味噌ですみませんっ!)
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という事で、10周年となる11月23日には収穫祭も兼ねて、盛大にお祭りしますよ。
代々の店長とスタッフ達をみんな呼びます。シネマも来てね。知ってる限りの人に声かけてね。大同窓会だね〜。何人来るかな〜?みんな家族になっちゃってるから、すごい人数だね。そうなったら、寝袋とテントも持参だね。
内容は。。まだ詰めてない。。笑。
アイデアから募集。一芸やミュージシャンも募集です。ご飯作ってくれる人や出店者も募集。残って片付ける人も募集。その頃には、今育ってる稲の新米も食べれるはず。餅つきもしようね。楽しみだね〜。
 
あ。大事なことを忘れていました。
ブラウンズフィールドは出版社も始めちゃいました!
今いるスタッフの子たちはみんな、とっても、優しくて働きものな上にクリエイティブな人たちです。で、ただでさえ、日常や田畑や業務で忙しいのに、さらに、10周年に向けて記念本を出そうという事になったのです。

ブラウンズフィールドの日々の取り組みや思い、日常の写真。さらに、卒業生達のインタビューやレシピ。など、盛りだくさんの本です。
今、みんなで11月発売に向けて頑張っています。私もインタビューをまとめていますが、かなり面白い!(全ての方に面白いかは保証し兼ねますが。。笑)

そして、今月、先行予約販売を開始しました!
実は、印刷代が足りないので、先に本代を振り込んで頂き、その代金で印刷をしてから、皆さんにお届けする。と言う、相変わらず、綱渡り的無謀なチャレンジを始めてしまいました。笑。
どうか、皆さん。下記にアクセスして、お申し込み、お振込み、いただけると嬉しいです。
楽しみにして待っていてくだされば、12月には順次発送していけると思います。1000冊目標です。まとめ買い割引もあります。どうぞ、よろしくお願いいたします。

洋介さんと子嶺麻の「笹のいえ」のロングインタビューとレシピも載りますよ〜。
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さてさて、子嶺麻。先日は、子もど達3人引き連れて、ブラウンズフィールドのネーチャーキャンプの料理係りを手伝いに来てくれてありがとうね。
昨年、洋介さんから「キャンプを主催するのは来年から難しいかも」って言われた時には、来年どうしよ〜!私一人じゃ抱えられないよ〜。って、実は相当絶望的になっていたのだけど、何か付加価値をつけて、皆さんに喜んでいただける方法はないかな?と考え、ご近所のロブさんに相談して、全部英語で生活しちゃおうって言う、イングリッシュネーチャーキャンプを計画してみたわけです。

これが、大成功!!お申し込みが殺到し、キャンセル待ちまで出て、蓋を開けてみたら、小学3年生から中学1年生までの子ども達が17人。内、4人が海外在住のネイティブに話せる子。先生もアメリカ人のジャスティンさん。イギリス人のロブさん。オーストラリア人のジェフさん。ブラウンズフィールドのスタッフ崇也君もカナダで学んでいた帰国子女だし、ワールドワイドで楽しいキャンプとなりました。
先生達は5日間、日本語を全く使わずに身振り手振り付きで、ゆっくり話してくれて、みんなもよーく聞いて理解していたし、話せるセンテンスも増えてた。一番ダメダメだったのが私とシネマの英語力だったよね。笑。

そんなイングリッシュネーチャーキャンプの様子をサクッと写真で紹介します。
1日目はオリエンテーション。キャンプ中は、こんなアクティビティがあるよと、説明するジャスティンさん。
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竹やぶで竹を切って運び出します。
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竹でお箸とカップとお皿を自分達で作りましたよ。
薪割りをしてご飯を炊きます。夏子ちゃん男前!
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野菜を茹でた出しで味噌汁を作っています。及び腰な感じが可愛い。
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「はい。並んで〜。ご飯をよそるから〜」
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夜は、毎日自分達で沸かして、この五右衛門風呂に入ります。

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気持ちよかったね〜。
楽しかった2日目、3日目の様子は次回に!
中島デコ

中島デコ

1958年東京都生まれ。料理研究家。16歳でマクロビオティックに出会い、25歳から本格的に学び始める。86年東京下北沢でマクロビオティックの料理教室「ワンダーマミー」を主宰。二度の結婚で2男3女の母となり、99年フォトジャーナリストの夫エバレット・ブラウンとともに千葉県いすみ市に移住。田畑つき古民家スペース「ブラウンズフィールド」を立ち上げる。田園を望む「ライステラスカフェ」や「慈慈の邸」のほか、料理教室やデトックスプログラムなどのイベントも開催。『中島デコのマクロビオティック 玄米・根菜・豆料理』、『小さな子のマクロビオティックおやつ』(娘の渡貫子嶺麻との共著。共にパルコ出版)など著書多数。

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