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うみ•そら•みどりを召し上がれ!
無農薬野菜を育て、買い支えて、命をつなぐ。循環型農業で生まれた、これぞ「蓮魂」!
2015.12.26
冬至を過ぎ、これから少しづつ日が長くなってくるとは言っても、まだまだ寒い日が続きます。冬はなるべくお野菜も根菜を選んで食べていただき、身体を冷やさないようにしてくださいね。
根菜、大根、人参、牛蒡、どれも好きだけど、マクロビオティック料理でかなりお役立ちなのは、歯ざわりシャキシャキな蓮根。
蓮根は、肺や気管支、呼吸器系を強くする働きがあるので、風邪をひきやすい冬には特に意識して食べていただきたい野菜です。
でも、この蓮根。作るのも収穫するのもかなり大変です。そして、泥の中にかなりの農薬や化学肥料を入れて作るらしいです。無農薬で蓮根を作っている農家さんは、全国でもほんの極極わずかだとか。美味しい無農薬の蓮根を欲しい人はたくさんいると思うのですが、残念です。
ですが!なんと!ウチのご近所で無農薬で試行錯誤しながら作っている若い農家さんがいたのです!紹介していただき、早速、スタッフ総出で蓮根堀りを見学させてもらいに行きましたよ。
長南に住む循環型農業に取り組んでいる金坂さんです。

立派な蓮根が掘れています。
冷たい泥の中に肩まで浸かって蓮根を探ります。

泥の中で高圧水圧機を使い泥を掘りながら、蓮根を痛めないように引き抜きます。外に飛ばすとこんな感じの圧力です。

掘った蓮根は浮かべたソリに乗せて運びます。

我が子のように優しく蓮根をいたわる金坂さん。農薬を使わないから、ザリガニが大量発生してしまい網で救った事などなど、ここまでの苦労が大変だったからこその喜びを感じさせます。
作業場に持ち帰って、形を切り落として整え、洗浄機とプールでさらにきれいに洗っていきます。


きれいになった蓮根たちです!透明感があって美味しそう!


金坂さんは、ITのお仕事をしていたのですが、蓮根農家だったおとうさんが急死して、その後決心して跡を継いだのだそうです。
近隣にある、余って困っている資材『竹』をチップにして使い、山もきれいになり、山で働く人も増え、美味しい蓮根もできるという良い循環=循環型農業をめざしているのだそうです。
ネーミングから力が入っているのが伺われます。蓮魂!笑。

さて、この「蓮魂」を慈慈の邸に持ち帰って、早速料理させていただきます。
良い素材は、シンプルに料理するのが一番!
まず、1cmくらいの輪切りにして塩を少々ふりかけます。

フライパンに美味しいオリーブオイル「オルチョサンニータ」をたっぷりしいて、
蓋をして蓮根を両面、じっくりと焼きます。

最後に、バルサミコ酢と醤油を混ぜた調味液をジュッといわせて絡めて、出来上がり。簡単!美味い!

メインディッシュに、どん!とのせさせていただきましたよ。

バルサミコとお醤油じゃなくても、オリーブオイルで焼いて、塩コショウだけでも十分ですし、ゴマ油で焼いて生姜醤油でも美味しいです。
ぜひ、柔らかい良い蓮根が手に入ったら、お試しくださいね。
それにしても、真面目に作ってくださる農家さんがいてくださるからこその美味しいお野菜。本当に有り難いです。これからもそんなお野菜を買い支えて、無農薬で作ってくださる農家さんを増やしていきたいです。
ちなみに、金坂さん、お嫁さんも募集中だそうです。美味しい蓮根が食べたい方、ぜひアプローチしてみてくださいね。笑。
買い支えるだけでなく、家族を作り、命を繋ぎ持続していく。そこも大事なので、どうぞよろしくお願いします!
根菜、大根、人参、牛蒡、どれも好きだけど、マクロビオティック料理でかなりお役立ちなのは、歯ざわりシャキシャキな蓮根。
蓮根は、肺や気管支、呼吸器系を強くする働きがあるので、風邪をひきやすい冬には特に意識して食べていただきたい野菜です。
でも、この蓮根。作るのも収穫するのもかなり大変です。そして、泥の中にかなりの農薬や化学肥料を入れて作るらしいです。無農薬で蓮根を作っている農家さんは、全国でもほんの極極わずかだとか。美味しい無農薬の蓮根を欲しい人はたくさんいると思うのですが、残念です。
ですが!なんと!ウチのご近所で無農薬で試行錯誤しながら作っている若い農家さんがいたのです!紹介していただき、早速、スタッフ総出で蓮根堀りを見学させてもらいに行きましたよ。
長南に住む循環型農業に取り組んでいる金坂さんです。

立派な蓮根が掘れています。
冷たい泥の中に肩まで浸かって蓮根を探ります。

泥の中で高圧水圧機を使い泥を掘りながら、蓮根を痛めないように引き抜きます。外に飛ばすとこんな感じの圧力です。

掘った蓮根は浮かべたソリに乗せて運びます。

我が子のように優しく蓮根をいたわる金坂さん。農薬を使わないから、ザリガニが大量発生してしまい網で救った事などなど、ここまでの苦労が大変だったからこその喜びを感じさせます。
作業場に持ち帰って、形を切り落として整え、洗浄機とプールでさらにきれいに洗っていきます。


きれいになった蓮根たちです!透明感があって美味しそう!


金坂さんは、ITのお仕事をしていたのですが、蓮根農家だったおとうさんが急死して、その後決心して跡を継いだのだそうです。
近隣にある、余って困っている資材『竹』をチップにして使い、山もきれいになり、山で働く人も増え、美味しい蓮根もできるという良い循環=循環型農業をめざしているのだそうです。
ネーミングから力が入っているのが伺われます。蓮魂!笑。

さて、この「蓮魂」を慈慈の邸に持ち帰って、早速料理させていただきます。
良い素材は、シンプルに料理するのが一番!
まず、1cmくらいの輪切りにして塩を少々ふりかけます。
フライパンに美味しいオリーブオイル「オルチョサンニータ」をたっぷりしいて、
蓋をして蓮根を両面、じっくりと焼きます。
最後に、バルサミコ酢と醤油を混ぜた調味液をジュッといわせて絡めて、出来上がり。簡単!美味い!
メインディッシュに、どん!とのせさせていただきましたよ。

バルサミコとお醤油じゃなくても、オリーブオイルで焼いて、塩コショウだけでも十分ですし、ゴマ油で焼いて生姜醤油でも美味しいです。
ぜひ、柔らかい良い蓮根が手に入ったら、お試しくださいね。
それにしても、真面目に作ってくださる農家さんがいてくださるからこその美味しいお野菜。本当に有り難いです。これからもそんなお野菜を買い支えて、無農薬で作ってくださる農家さんを増やしていきたいです。
ちなみに、金坂さん、お嫁さんも募集中だそうです。美味しい蓮根が食べたい方、ぜひアプローチしてみてくださいね。笑。
買い支えるだけでなく、家族を作り、命を繋ぎ持続していく。そこも大事なので、どうぞよろしくお願いします!
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中島デコ
1958年東京都生まれ。料理研究家。16歳でマクロビオティックに出会い、25歳から本格的に学び始める。86年東京下北沢でマクロビオティックの料理教室「ワンダーマミー」を主宰。二度の結婚で2男3女の母となり、99年フォトジャーナリストの夫エバレット・ブラウンとともに千葉県いすみ市に移住。田畑つき古民家スペース「ブラウンズフィールド」を立ち上げる。田園を望む「ライステラスカフェ」や「慈慈の邸」のほか、料理教室やデトックスプログラムなどのイベントも開催。『中島デコのマクロビオティック 玄米・根菜・豆料理』、『小さな子のマクロビオティックおやつ』(娘の渡貫子嶺麻との共著。共にパルコ出版)など著書多数。
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