TOP » 食べる » 自由気ままな「あゆみ食堂」|いつどこに現れるか分からない、出張料理屋さん
食べる食べる
自由気ままな「あゆみ食堂」|いつどこに現れるか分からない、出張料理屋さん
2015.08. 4
出張料理「あゆみ食堂」という屋号とともに、季節の食材を使うカラフルな料理が話題を集め、高感度な女性からの注目されている、大塩あゆ美さん。エジプト塩の生みの親である料理家・たかはしよしこさんの元で修行をした後、独立した方です。

現在は、日常の延長にあるシンプルで、けれどこだわりの旬食材を使いながら、家庭的で工夫に富んだレシピと、素材に対してとことん愛情深く手間暇かけたお料理を作っています。
いつ、どこに登場するか分からない「あゆみ食堂」は、移動販売をしつつ、依頼を受けたホームパーティーやイベントなどで季節の食材を使った出張料理を提供しています。



「あゆみ食堂」のお料理は、丹念な仕込みと準備によってできあがるものですが、料理をする上で、これといった決まりごとは特にありません。
野菜は常時、3ヶ所くらいの農家さんから取り寄せていています。旬も含めて、料理に合わせて仕入先の農家さんを変えることもあるこだわり様。はじめは「この野菜を使おう」と思っていても、実際に届いた野菜を手に取ったときのインスピレーションでメニューを変えることも。
野菜を見たときに、こっちの調理法のほうが絶対においしい!っていうカンに従って、そのときのベストの調理法で、お料理を提供しています。

あゆ美さんが料理をする上で心がけていることは、完成したときの味の着地点を考えて構成をしていくことと、どういう場所で、どんな料理を出すと、相手が楽しめるかをとことん考えるということ。
どんな依頼を受けても、常に目指すは、食べてくれる人たちが楽しんでくれること。直感に正直に食材を選びつつも、冷静にそのゴールに向かってメニューを考えていくのです。

現在は店舗を持たず、依頼を受けたところへ出張料理に行くという形態の「あゆみ食堂」。けれど、あゆ美さんの手作りの食を、いつでも食べたいというファンは多く、出店を望む声もちらほら。
あゆ美さん自身は、お店を構える予定は、今のところ無いそう。「あゆみ食堂」のごはんを食べたい場合は、「あゆみ食堂」が出店するイベントをチェックしておく必要があります。情報を見逃さないためにも、定期的に「あゆみ食堂」のブログやInstagramをのぞいておくことをおすすめします。
または、自宅でちょっとしたパーティーや集まりを催す場合は、出張料理屋「あゆみ食堂」に、ごはんをお願いしてもいいかもしれません。予算と季節に見合った、とびきりの手料理を作ってくださることでしょう。
(写真提供:大塩あゆ美さん)
お話をうかがった人
大塩 あゆ美(おおしお あゆみ)
出張料理「あゆみ食堂」という屋号とともに、季節の食材を使いながら、ケータリング活動を行う。料理家・たかはしよしこさんの元で修行をした後、独立。日常の延長にある、シンプルな食材を使いながら、家庭的で工夫に富んだレシピと、素材に対してとことん愛情深く、手間暇かけて調理された料理が話題。
- 公式サイト
- Instagram:@ayumishokudou
-
中條美咲
昭和64年1月3日 長野県生まれ。 2014年 暮らしの中で出会ったものや人、そこから感じたことを文章で伝えていきたいと思い 「紡ぎ、継ぐ」というブログを始める。” 見えないものをみつめてみよう。” ということをテーマに、書くことを通じて多くの出会いに触れながら、感じる力を育てていきたい。 現在は「灯台もと暮らし」と「PARISmag」にてライターとして活動中。
中條美咲の記事一覧
-
-
もの
女性の象徴でもある「コスモス」|季節に咲く野の花を愛でる(11月)
2015.11.13
-
-
もの
秋の風物詩「ススキ」|季節に咲く野の花を愛でる(11月)
2015.11.10
-
-
もの
すっと伸びる姿に気品あふれるシュウメイギク|季節に咲く野の花を愛でる(10月)
2015.10.18
-
-
お役立ち
訪れるとキレイになれる?昭和村で「からむし織り」を営み、すはだで暮らす女性のヒミツ
2015.09.17
-
-
お役立ち
シルクを超える繊維? 福島県昭和村のからむし作りの流れ
2015.09.16