暑い夏が来ると、汗をかくし日焼けもするし冷房のきいた部屋でゆっくり過ごしたい……そう思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが、夏こそ外へお出かけしたい季節。青い空と白い雲が広がる気持ちがいいこの時期に、部屋にこもりきりなんてもったいない!
そんな楽しい夏を盛り上げてくれるのが、日焼け対策グッズです。女性ならではの夏のおしゃれでもある日焼け防止のための商品は、年々デザインや機能性が洗練されてきているのをご存知でしょうか。
今回は、夏のお供にしたいおしゃれな日焼け対策グッズをご紹介します。
1. 日傘

「紫外線」の言葉に敏感な近年、日傘はどんどん進化を遂げています。使用者の使い勝手を考えた機能性は元より、ファッションの一部として考えられた豊富なデザインは、見ているだけでもワクワクするものばかりです。
そんな2015年夏、日傘を買う際に注目してほしいのは「遮熱」。いくら紫外線と可視光線を99%以上カットしても、日傘を差したことで熱中症にかかってしまっては本末転倒です。
そこでおすすめしたいのが、東レの開発した「サマーシールド®」で加工された日傘。筆者の体感では、従来の日傘の2倍ほど遮熱性があると感じました。
お値段は約10,000円~と決して安価ではないものの、エレガント&キュートな刺繍デザインは「サマーシールド®」加工を差し引いても欲しくなるものばかりです。ぜひチェックしてみてください。
2. ストール

意外に焼けやすい首周りの紫外線予防には、ストールが便利。では、どんなストールが紫外線予防に高い効果を発揮するのでしょうか?
難しく考えがちですが、これは透け感のある薄手のストールで十分。というのも、帽子の紹介でも説明したように、紫外線は物理的にカットすることが有効だからです。また、暑い夏に厚手のものを首に巻いていては、あせもなど肌トラブルをまねく原因になります。通気性のいい素材や汗を吸収する素材を選びましょう。
そこで、2015年夏に選んでほしいストールは、軽い風合いのコットンストール。今年のトレンドはパステルカラーですが、パステル一色にすると全体がボヤけて、すはだの美しさが目立ちません。ベースカラーはパステルでも、柄ものや飾りのついたものを選び、メリハリあるファッションをめざしましょう!
3. アームカバー
ファッション小物の売り場に行くと、必ず目にするようになったアームカバー。自転車や自動車に乗る人には必須アイテムとなりつつあります。数年前まで白か黒の無地しかなかった記憶がありますが、今は機能性もファッション性も豊かな商品が増えました。

発汗性やフィット感など機能性は、スポーツブランドや下着メーカーの開発したアームカバーが優秀です。しかし、ファッションに取り入れるとなるとやはり、もう少し可愛らしいものが欲しいところですね。
そこでおすすめなのが、汗も吸収してくれるコットン素材のアームカバー。総レースなど見た目の華やかなカバーはたくさんありますが、すはだの快適さを考えるとコットンが一番です。また、飾りや柄がたくさん付いているものは洋服を選ぶため、初めてアームカバーを買う方にはおすすめしません。
その他、肌触りのいいシルク素材や遮光率100%の素材、ヨガなどにも使われるボレロタイプなど、さまざまな特性を持つアームカバーがあります。出勤用、レジャー用、ランニングなどよく動く時用と、シーンに合わせて使い分けてもいいかもしれませんね。
4. サングラス

「紫外線対策にはサングラスをするといい」と聞いたことがある人は多いかもしれません。では、なぜサングラスが紫外線対策にいいのか、その理由はご存じでしょうか?
それは、紫外線と目にこんな関係があるからなのです。
目から入った紫外線は、皮膚にメラニン色素を作る指令を出すのでお肌のシミの原因になります。目もUVカットサングラスで物理的に直射日光を防ぐ必要があります(出典:スキンケア大学「日焼け止めは紫外線対策「失格」?もっとも正しい紫外線対策」)
つまり、どんなに顔や体に対する紫外線対策が万全でも、サングラスをしていなければ、肌のシミは防げないということ。サングラスはおしゃれなだけでなく、目や肌の健康にとっても重要な役割があったんですね。
そこで、これからサングラスの購入を考えている人におすすめしたいのは、紫外線とブルーライトどちらもカットできるサングラス。ブルーライトは、パソコンやスマホ、LED電球の光として有名ですが、これは太陽光の中にも含まれており、紫外線より目の奥に入り込む強い力を持っています。


ブルーライトが、紫外線のように直接肌に影響する光であるとの研究報告は今のところありません。しかし、慶應義塾大学医学部眼科教授が代表を務める「ブルーライト研究会」では、「ブルーライトは他の光よりもエネルギーが強いため、瞳孔を縮めようとして目の筋肉も酷使され、眼の疲れや肩・首の凝りなどに影響します」と報告しています。
眼精疲労から目尻のシワが増えたり、肩凝りが原因でリンパや血液の循環が悪くなれば肌荒れも起こりやすくなるといいます。肌の美しさは、日々の積み重ねが作っていくものです。シワやくすみ肌の原因は、些細なことでも遠ざけていきたいものですね。
また、サングラスを購入する時は、自分に合った色やフレームの大きさもしっかりチェックしましょう。
「めぱちこ.com」の「人気パーソナルスタイリストに学ぶ!あなたの顔に似合うサングラスとは?」によると、
- 顔の横幅、縦サイズと合わせる・・・顔の縦サイズの3分の1
- 眉とトップリム(フレームの上部)を合わせる・・・眉を隠すか、トップリムと眉のカーブを合わせる
- 肌の色、髪の色に合わせる・・・日本人の肌色はブラウン系が馴染みやすい
の3つが自分に合ったサングラスを選ぶポイントだといいます。
暑く晴れた日こそ外へ

夏が近づくにつれて、暑いし紫外線が気になるしで部屋にこもりがちかもしれません。けれど、すはだを美しく見せる紫外線対策の小物があれば怖いものなし。太陽と上手にお付き合いしながら、夏を楽しんでいきましょう!
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牧野絵美
音楽、芸術、書道と幼いころから“創る物”に没頭してきたインドア派。和の心をこよなく愛し、海外在住中も着物と書道具を肌身離さず持ち歩いた。 就職とともに仕事の楽しさに目覚めるも、サービス業の鬼になってやろうと上ばかり見て躓くこと数えきれず。縁あって小説を出版し、創ること、生み出すことに満たされる自分を再確認した。美しさと健康の原点は、生きたい自分を生きることと信じ、鋭意執筆中。
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