モデルであり、マクロビオティックインストラクターである日登美(ひとみ)さん。抜群のプロポーションはもちろん、健康と美しいすはだを守るため、日登美さんが日々の暮らしの中で実践している、レシピを3つ、教えていただきました。

モデルであり、マクロビオティックインストラクターの日登美さん
①ノンオイルスイーツ「よもぎ葛餅と小豆のぜんざい」

「よもぎは肝臓に優しく、葛は腸をきれいにしてくれます。マクロビオティックでも、小豆は腎臓をいたわってくれる素材と考えられています」と日登美さん。血液をきれいにして肌を内側からつるつるにしてくれ、お砂糖を使わない優しい甘みのノンオイルスイーツです。
材料(4人分)
<葛餅>
- 葛粉:50g
- よもぎ粉:小さじ1/2
- 水:200cc
- 桜の塩漬け:1人1個(仕上げ用)
<小豆ぜんざい>
- 小豆:1/2カップ
- 水:2.5カップ
- 米飴:大さじ2
- てんさい糖:大さじ2
- レーズン:大さじ1
- 昆布:1cm角1枚
小豆ぜんざいの作り方
- 小豆を洗って鍋に入れ、分量の水に一晩浸けておく。
- 鍋に昆布を入れて火にかけ、沸騰したら灰汁をすくいながら弱火で煮る。途中で水を差しながら、豆がかぶるくらいの高さの水をキープ。レーズンは刻んでおく。
- 小豆が柔らかくなってきたら刻んだレーズンを加えて5分ほど煮る。米飴とてんさい糖を加え、好みの固さに仕上げる。
よもぎ葛の作り方
- 分量の水に葛粉とよもぎ粉をよく溶かす。ザルで漉しながら鍋に入れて中火にかけ、3本の箸で絶えずかき混ぜながら練り上げる。透明になったら弱火にしてさらに5分ほどよく練る
- 出来上がった1をスプーンで冷水にとって冷ます。水気を切って器によそい、塩抜きした桜と小豆のぜんざいと共にいただく
②お野菜と海藻の煮物

「冬の乾燥肌には青菜がピッタリです。これは、茹で煮で優しく水分を含ませたお惣菜で、出汁がたっぷりのスープまでいただいてほしいです」(日登美さん)
「あらめ」は珍しい海藻かもしれませんが、女性にぜひ取り入れてほしいデトックス効果のある海藻。ポイントは野菜の切り方です。繊維に沿ってきることで、美しい肌を保つ手助けをしてくれるのです。
材料(作りやすい分量)
- 玉ネギ:小1個
- ニンジン:1/2本
- 大根:5cmくらい
- 小松菜:2株
- 切り干し大根:10g(洗って水で戻しておく。戻し汁はとっておいて使う)
- あらめ:5g(洗って水で戻しておく)
- 天然醤油:大さじ1と1/2くらい〜お好みの加減で
作り方
- 玉ネギは薄く回し切り。ニンジンと大根は縦に細切りにして千切り。小松菜はざく切りにする。
- 鍋にうっすら水を張って沸騰させ玉ネギを炒める。(油を使わないウォーターソテー。水が足りなくなったらその都度足してください)
- 大根、ニンジン、切り干し大根、あらめの順に重ね、切り干し大根の煮汁をひたひたに注ぎ(足りなければ水を足してください)フタをして沸騰させてから弱火で煮る。
- フタを開けて醤油を回し入れ、さらに5分ほどフタをして煮る。(途中水分が足りないと思ったら足してください)フタを開けて混ぜ合わせ、小松菜を上に載せてフタをせずにさらに3分ほど煮て仕上げる。
③甘酒グリーンスムージー

「ブラジルはとにかく野菜がフレッシュ。新鮮な食材で作るスムージーは、朝に飲むと眠気覚ましにもなりますし、起きたばかりのお腹ビックリせずに済みます」(日登美さん)
青菜とバナナに、日本のソウルフードの甘酒をプラスして甘味を引き立てたスムージー。少々加える天然塩もポイント。ミネラルが腸の消化を助けてくれます。
材料(作りやすい分量)
- 玄米甘酒:1/2カップ
- 小松菜:ひとつかみくらい
- バナナ:1本
- 天然塩少々
- 水:1cup〜(好みの濃度まで調節してください)
作り方
- 材料すべてをミキサーにかけて、なめからになるまで撹拌する
外見も大事だけれど、からだの内側からきれいに
日登美さんによると、「よもぎ葛もちの小豆ぜんざい」は甘いものを控えたいけど、おやつが食べたい時、「お野菜と海藻の煮物」は体調がすぐれない時、「甘酒グリーンスムージー」はお腹の調子が良くない時に、それぞれ ぴったりだそう。
こうしたレシピを知っておくことはもちろん、自分のからだの声に耳を澄ませることで、食べるものも変わります。今の自分、からだ、心、どんな状態なのか、ゆっくりじっくり向き合って、その時にぴったりな食事を選べるといいですね。
お話をうかがった人
日登美
18歳よりファッションモデルとして雑誌、広告などで活躍。 オーガニックベース(現アトリエ間間)でマクロビオティックインストラクターとしても活動しており、2013年にドイツ人数学者である夫と再婚。半年後妊娠9ヶ月の時に家族全員でブラジルのサンパウロに移住。ブラジルで自宅出産し、現在は6人目のお子さんを妊娠中。 現在はブラジルから夫の故郷であるドイツで暮らしている。 著書に「ブラジルの我が家 Familia no Brasil!」(幻冬舎)、「日登美のオーガニックな家庭料理」(アノニマ・スタジオ)や雑誌「クーヨン」での連載など、オーガニックな生活や子育てが好評。 オフィシャルサイトはこちら
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「大人すはだ」編集部
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